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今議会は「国保議会」と呼ばれたり、新年度の人事異動による人件費の補正予算審査が多いという特徴がありますが、主な議題を報告します。
*国民健康保検について
税率は据え置きになりました。一般質問で私は重い税金には変わりないため、少しでも市民負担を軽くする方策を提案しましたが、市長は「国・県の動向を見据える」との消極的な答弁でした。委員会での私の賛成討論要旨を報告します。
「国保が都道府県化されて2年ということで、非常に不安定だという状況は理解する。その中で国保税を据え置きにし、いろいろな工夫をしたことには賛成する。ただ、例えば国保健康世帯推進事業にしても、受診せず、滞納せず、医療費抑制に貢献した世帯に対し、商品券といったご褒美をあげるということで市民が健康増進に意欲を持つのか懸念がある。それよりは国保税額を下げてくれれば助かるという人たちがたくさんいる中で、もう一つ踏み込んで来年に向け努力してほしい。」
最終日は全員賛成で国保税の予算は決まりました。
*「直営の3つの温泉施設において10月から入浴料を上げる条例案」について
賛否が分かれました。民間に無償譲渡した温泉との料金格差を狭める?・このままでは赤字が大きくなってしまう…等の理由から委員会でも論議が重ねられたのですが、市長は合併前の各町村で造った温泉施設を商工観光の分野としています。しかし私は儲けを追求するものではなく、温泉療法という医学的効果もあることから衛生や福祉の分野で位置付けるべきと考えます。そのことから条例改正には反対しました。しかし産業建設委員会では反対しながら最終日の本会議で賛成にまわった議員もおり結果的に多数決で料金値上げの条例改正が決定しました。
*「横手スキー場の存続を求める陳情」について
3月議会に続く今回は多数の署名が提出されました。横手スキー場は私たちの世代から学校のスキー授業で親しんだ「からかさ山」ですが一昨年の水害で中ほどが崩落し、休憩所も老朽化し、多額の修繕費がかかることで廃止せざるを得ないと、市も議会も判断していたものです。ただ、広い横手市に天下森スキー場1か所では不足という声が多く、雪国に生まれ育つからにはファミリーゲレンデのイメージで場所の確保をする必要はあるのではないか…という判断から私は賛成しました。本会議では多数決で陳情が採択されました。
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