第8回朗読劇「あの夏」
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「朗読劇 ”あの夏”」
7月28日、今年も朗読グループ「あおぞら」のみなさんが、広島・長崎で被爆した人たちの手記をまとめ、朗読する公演をしてくださいました。
今回は8回目です。来年秋田県が開催する「第29回国民文化祭・あきた2014」の横手市応援事業として登録し、市内増田町の通称「まんが館」を会場にして私たちに無料でご披露くださいました。
全国で、女優さんたちをはじめ大勢の心ある人達が、オリジナルの台本を作りながら、平和への願いを込めてこつこつと朗読の取り組みを続けていることに、感動と尊敬の念を禁じ得ません。
特に昨今の社会情勢をみると、憂えることが多く自民党の憲法草案は、現憲法の9条2項を廃止するなど読み進んでいくに従い、ぞっとする内容が盛り込まれています。戦争に正義はないし、核に抑止力などないことを、この朗読劇は私たちに訴えてくれました。
子どもたちの手記は、市内の小学生と中学生が朗読しました。
爆心地の近くで全滅した広島二中の子どもたちを、探しだし最期を看取った親たちの慟哭を、私たちはもっともっと知らなければならないと思います。
難しい理屈や単なる感情だけに偏るのではなく、68年前の「あの夏」の出来事・事実をしっかりと受け止める責任が、後に残された私たちには重くのしかかっていると思うのです。時の為政者は特に・・・

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