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        2025年12月議会一般質問
 
 日本共産党の立身万千子です。
 今回の選挙戦において4選を果たされた高橋市長、さらに議員各位に対し、ともに決意を新たにしたいと思います。同時に改めて、責任の重さを痛感しているところです。
 市長は、4期目の市政方針を掲げられるにあたり、4つの政策をあげられました。ひとつには、こども・若者・子育て世代の施策。二つ目に農業振興。三つめに産業と雇用創出。そして安全安心な文化都市をつくるというこれらの柱をどう具体化していくか、普遍的に、広く行き渡る課題ではあります。
 私も、市民の期待に応え、全力で頑張る決意を最初に述べておきたいと思います。それでは通告に従って市長の答弁を求めたいと思います。

1, まず最初は、横手市が発信する行政の情報を的確に市民に伝えるためのシステム作りを進めることが必要と考え、それを実現するにあたり、次の点を質問します。
 今や、市民の4割を超えるに至った高齢者は、いわゆる「情報弱者」となりがちであり、しっかりと市の情報を把握することが難しい課題となっている昨今ですが、市長の所信説明では「来年度には窓口DX(software as a Service)の運用を予定している」と明記されています。それに関して次の3点をお尋ねします。

① 市民の声を聞き取り、解決するために必要な、関連部署の窓口を運用した体制の整備について、具体策をどのように検討中なのでしょうか?
② 道路の拡幅や整備に伴う電話回線や水道管をはじめ、工事によって市民生活に支障をきたす事例が市内で発生し、今年はとりわけ市民の困惑が大きかったと感じます。国や県そして実際に工事に携わる業者との連携はどのようになっているのか、お答えください。
③ 市役所本庁1階のフロアだけでも、市民が要件を果たす際に、手続きするにあたってどこに行けばいいのか、困っておられる様子に遭遇します。
 銀行など他の企業に見られるような「フリーのコンシェルジュ」として案内担当の職員を配置してくれたら…という相談をされる場合が多くあります。
 案内専門の職員を配置できないものでしょうか?市長の判断を求めるものです。

2, 次に、公営温泉施設の配置について、再考を求めます。
 市は「ゆっぷる」だけを直営とし、今議会の所信説明でも「ゆとりおん大雄」について、民間事業者からの応募がないために3月で廃止することを明確にされました。私はこれまでも、議会において申し上げてきましたが、令和5年9月議会で「ゆとりおん大雄」の存続を要望する陳情が採択されたにも拘わらず、市長は地域住民の切実な署名を「声なき声が大切」という言葉を使って一蹴されました。その真意はどこにあるのかお尋ねしたいと思います。

① 医療機関でも「温泉療法」と位置づけ、健康増進の効果が大きいとされている温泉施設は、住民の要望を最優先するべきと考えます。第三セクターでの運営など、存続の方法を考えられないでしょうか?
 改めて廃止についての再考を求め、それに対する市長の考えをお聴きしたいと思います。
 今回、私が通告した質問は以上です。発言の最後に、私が最近思う所を述べて終わりたいと思います。

 私たちが暮らすこの国に、初の女性首相が誕生しました。
 政治の分野で女性がいわゆる「ガラスの天井」を打ち破ったことの意味は喜ぶべきことなのか?マスコミでも様々な論評がなされました。高市首相の、これまでの政治姿勢と、日本という国の舵取りをどう進めていこうとしているか…を私達国民も市民としても、しっかりと見据えなければならないと思います。
 皮肉を交えた今年の流行語大賞に「働いて、働いて、働いて、働いて・・・・」が選ばれました。首相ご自身が働く!ということについては文句を言うつもりはありませんが、午前3時に職員を招集するなど、国民のワークライフバランスについてまでも全く無視するということは、いかがなものかと思います。
 私たち市民には全く関係がないように思われがちな国政の状況ですが、市民生活に直結する、身近な食料品を始め諸物価高騰で国民の暮らしが大変な状態になっています。その上、高齢者の医療費窓口負担増、そして労働時間の規制緩和、さらに生活保護基準の実質引き下げそして平和の問題など並び立てたらキリがないほど私たちの暮らしを脅かす政策が、今年度の補正予算編成でも進められています。
 このように、国の厚い壁が立ちはだかっている中、我が横手市も、ほぼ全国の自治体と同様に、少子高齢化が顕著になっている現実を直視し、市民の命・生活と健康を守り、向上させていく役割を一層果たしていかなければなりません。
 あくまでも地方自治法では、住民の福祉向上が行政の責務と位置付けられており、市長が1期目から主張されてきた部局横断の重要性が極めて大きくなっているのではないでしょうか。
 本庁と地域局の連携そして各部局との横のつながりが更に強化されるべきと思います。同時に国・県との連携とともに、建設業や農業・商業と行政との責任ある連携が今後は非常に重要になってくると考えます。
 市長には率先して市民の現状把握に努めていただくとともに職員各位そして私共議会との忌憚のない意見交換を徹底されることを求めます。私も今後の議会活動において、速やかに横手市の発展に全力を尽くしたいという思いを述べて発言を終ります。

 







  
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