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「9月議会の厚生常任委員会」9月8日〜10日、平成25年度の決算と26年度の補正予算及び条例について、厚生委員会所管の審議をしました。
議論になった主な議題を報告します。
*決算認定について
@病院事業会計は横手・大森両病院とも赤字決算でした。原因は診療材料費の値上げと感染症対策の重視による使い捨て材料の購入増加が大きいとのことですが今後の対策をどう引き出すかが課題です。医療職のみならず事務職も充足はしていないが時間外勤務を減らし未収金対策を強化する。健診・ドックの精密検査受診率を揚げるなどで収益アップを健康推進課等と連携して進めることなどが議論されました。
A一般会計歳入歳出決算は、人権擁護委員による人権相談活動や、民生委員と社会福祉協議会の福祉協力員との協力体制について、雪下ろし雪寄せ支援事業における作業員不足の問題をどう克服するか、学童保育指導員の不足を解決するか、消費者行政対策事業の内容や補助金についての質疑など多くの事業が取り上げられました。
全体として市民生活・市民福祉の分野においては際立った問題は見られず決算は認定すべきものと判断しました。ただ、後期高齢者医療の特別会計決算については私だけが次のような討論をし反対しましたが賛成多数により認定すべきものと決定しました。
討論
「国は、国民が75歳になったとたんに自動的に別の仕組みの健康保険に切り替え診療や投薬まで制限するという制度をつくり、様々な不具合が生じる度に、保険料の5割軽減や7割軽減など、小手先の手当でしのいできた。国民にとっては何のメリットもない制度であるということを再確認したい。その上で、提案された決算の内容自体は粛々と予算を執行したわけであり異議はない。しかし制度の中身を今一度精査するべきではないかと思う。議会と行政は車の両輪と言われるが、それでは広域連合議会と広域連合事務局との関係を、多額な分担金を拠出している当市として私たちはもっと厳密にチェックする必要があったことを重く見るべきではないかという点も含めて反対する。」
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