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2023年5月8~9日、市町村議会議員特別セミナーを受講しました。 ![]() 千葉市美浜区にある広大な敷地で、もったいないほどの環境で学ぶことができました。とりわけ「議会改革」と「女性と若者の政治参画の重要性」は喫緊の課題なので、大変勉強になりました。そして、横文字が非常に多く出てくる「サーキュラー・エコノミー」の自治体政策は、特に公共交通や大型の公共施設についての解体と建設にとって横手市の私たち市民ももっと深く学び、取り組むべき問題と痛感しました。以下、自分が受け止めた点を中心に報告します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「講演1、これからの議会改革に必要なもの」 自治体議会改革フォーラム呼びかけ人代表 法政大学総長 廣瀬 克也 氏 1) ポストコロナの今・・・世界の状況そして国とりわけ地方の状況は、どう変わったか? NET時代での偏りをSNSで解決できたか?―――否! 地方(ローカル)の情報に対応した事例が少ない。なぜなら政府・自治体・専門家の全てがバラバラのことを発信し、市民は自分が好むメッセージだけを受け取りがち。しかもメディアがそれを増幅する。そのため自治体議会という場を、市民にとっては居心地が悪いが遮断はできない。 →したがって情報環境・コミュニケーションの場にしなければならない。 議会の権能を継続するには参集できない状況にあっても本会議の機能を維持する必要あり。(議決権は自治体にとって非常に重要な権限のため、オンラインは不可能であり、非常時における行政の業務執行を確保していくことが必要==「行政の足を引っ張らない・かつ行政に丸投げしない」ことが重要。議会版BCP・・・business continuity plan(自治体の業務を継続する計画を明確にする) 2)担い手不足問題の打開について 地域社会の構成の多様性を十分に反映した議員集団の構成が今後の課題となる * 無投票問題・・・生業と議員活動の両立が可能な人の減少 地域代表の引き受け手不足 女性が出馬しにくい風土があることで、さらに分母集団(割合)が半減してしまう。 ~~→議員の属性の偏りによる問題発見力の低下 議員の人数を減らすことは、多様性と真逆の偏りを強める方向に作用することになる * ではどうするべきか? ・・・せっかく担い手不足に直面しているのだからそのチャンスを活かして改革を! * 議会と住民の「共同作業」が担い手の発掘になる 議会による政策づくりへの住民参加は突破口になりうる・・議会サポーター・モニター 3)議会基本条例の意義を繰り返し自己点検→課題確認→改革に取り組むサイクルの確立を! *議会のあり方=「議会の役割が、どのように実現されているべきか」を言語化して共有する作業の繰り返しが重要 * 例としてISO(国際標準化機構)14001にある環境リスクの低減・省エネ・法令順守(コンプライアンス)の推進 KPI(key paformance )指標の管理など * 議会は議案をチェックできれば良いのではなく、議案をより良くチェックできるために政策づくりの感触を持っているか否かが決定的に重要=行政・有識者・当事者から知識・情報を得て議案を仕上げることが大切 * 開かれた議会(out reach)の努力は議会側からするべきだが、ただ扉を開いても誰も入っては来ない(一方通行の議会報告会etc)==住民と共同作業で議会を知ってもらう努力が必要! |
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