咲む(えむ)~県南地区上映会
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「咲む(えむ)~県南地区上映会」
3月12日、かまくら館でとても貴重な映画を鑑賞しました。手話を学んでいる友達からのお誘いです。

2017年に創立70周年を迎えた全日本ろうあ連盟が2009年に初製作した「ゆずり葉」に続く傑作です。
「現在、各分野で活躍するろう者も増えろう者や手話言語について社会の理解が進んでいる。しかし“きこえない・きこえにくい”ということによる社会の障壁、差別、偏見はなくなったわけではなく、目まぐるしく変わる社会情勢による新たな問題も生まれ、課題は多く残っている。連盟は、きこえに関係なく様々な人々が共生していく社会を目指し、再び映画製作に挑戦した」とのコメントが紹介されていました。
この映画「咲む」のコンセプトは、一人の若きろうの女性を通して、喜びや葛藤の中で生き、様々な障壁を乗り越えていく姿から、「ろう者」とは、「きこえない」とは何かということを、そして「手話言語」は魅力的で素晴らしい言葉であること、ろう者独自の文化を市民に広く伝え、ろうの子どもたち、また若いろう者、家族等に幅広く夢を与えていくこと~~と解説されています。聴覚障がい者の主演女優の他、多くの出演者も障がい者で、実に自然体で演技していました。
上映中に数分の間、沈黙になる時間があります。これこそがろうの方々の日常なのか!と不安や孤独になる状態が鑑賞者にも降りかかってきます。全国各地で絶賛上映中とのこと。ぜひ鑑賞をお勧めします。
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