ぼけますから、よろしくお願いします
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「ぼけますから、よろしくお願いします」
10月19日、かまくら館でこのドキュメンタリー映画が上映されました。
「認知症の母と耳の遠い父と離れて暮らす娘~広島県呉市。泣きながら撮った1200日の記録です。」私も所属している「少子化について学ぶ会」と県南男女共同参画センター、そして横手市や市社会福祉協議会などが映画センターの呼びかけで取り組み、昼と夜の2回で445人が鑑賞しました。

ドキュメンタリーですが、実に実態がさらけ出され、つい、涙をこぼしながら観ていた私たちがいました。秋田大学医学部の中村順子教授が次のように紹介されています。
「この映画は、観ている私たちに色々なことを教えてくれます。認知症と共に生きることの本人の切なさ、家族の大変さや覚悟。皆さんは、なんて大変なんだろう、認知症にはなりたくないとも思うかもしれません。でも本人らしさは、素敵と感じるほど残っているし、お父さんからは家事をこなすという今まで見せなかった別の可能性を引き出せてもいます。それまでの夫婦としての、家族としての関係性、人生が凝縮されて現れ、認知症と共に生きる夫婦の絆が私には眩しく羨ましいとも感じます。認知症の方が700万人になるという時代がすぐそこに来ています。多くの方に観ていただきたい映画です。」
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