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「山下太郎顕彰育英会設立30周年」 10月7日、横手市大森町で地元の大先達である山下太郎氏の御遺志を継承された文子夫人のご厚情により青少年の育成事業を目的に、財団法人の育英会が設立されて30年にあたることを記念し、祝賀会が開かれました。 ![]() 山下氏はオブラートの発明を初め数々の事業を展開し、戦後はアラビア石油株式会社を設立して油田開発などを進める一方で、母校の北海道大学に生物化学研究所を寄贈。また、大正15年から20年間、大森町に奨学金や高校建設資金を寄附するなど、教育への助成、振興に情熱を燃やして来られた方です。 平成元年山下氏の生誕100周年に、この財団が設立されました。 地元横手市の学生への奨学金のみならず、学術研究を行っている研究者や研究団体に対する助成も多数に及んでいます。この間、リーマンショックなどの影響を受け、大変困難な時期を乗り越えて現在に至っていることを今日いただいた記念誌を拝読して知りました。 記念式典の後は、祝賀会に入る前に、記念講演が行われるというアカデミックな催しなのも特徴です。今回は今から5年前に第24回学術研究奨励賞を受賞された若手考古学者・根岸洋氏による講演でテーマが「東北地方における縄文社会の終焉と変容過程に関する動態論的研究」でした。 ![]() これまで70人以上の研究者が受賞していますが、数少ない人文科学の分野での受賞なのだそうです。国際教養大学の学生たちとともに現場で研究されていることが紹介されました。 今や国の文教予算が激減し、特に文科系の大学が減っているという現状も説明されましたが、学問が偏っていく危険性が大きな今、国家のため、軍事力に貢献するためではなく、人類の平和のために学びたい若者を長年にわたって支えてこられた方が地元にいらしたことを誇りに思い、その志を奨学生OBたちが立ち上げた「雄飛会」を中心に引き継いでいくことに期待します。 |
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