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「檻の中のライオン~憲法がわかる46のおはなし」 5月5日、秋田市の”なかいち”に車を止めて、とてもユニークな講演を聴きました。講師は広島市民法律事務所の弁護士である楾(はんどう)大樹さん。初めて秋田県で実施する講演は、なんと!302回目なのだそうです。 いわゆる右派も左派も、子どもたちにもお話されてきた方で、中学校向けの副教材「公民の資料」にも大きく掲載されているイラストいっぱいの本をもとにライオンや秋田犬のなどのぬいぐるみを駆使してお話してくださいました。 ![]() 写真のチラシにもある通り「権力を憲法で縛る立憲主義を”権力”=ライオン、”憲法”=檻 というたとえ話で解説した、いま一番わかりやすい憲法入門書」との評判です。 楾さんは、憲法は「おすもう」に例えられる!と。その心は…思想・信条が違っても、同じ「憲法」という「土俵」の上で議論することが大切だから。 そして何度も登場した言葉は「人権」って、誰から与えられたもの?~人として生まれた以上、一人一人みんな大切であって、人間らしく生きていくために幸せに生きる権利を持っている。それを人権という!(=天賦人権とも言ってフランスのルソー達の考えからきている)・・・その人権を脅かされてきた歴史があったため。 しかし自民党の改憲草案は人権を否定する(西洋の思想だから?)=個人ではなく国家が主役という考え・・・9条に行きつく以前の土台から現憲法を変える意図を持つ=明治憲法は国家が主役であり、お国のために人々が戦争に駆り出され、戦争反対とつぶやくだけで非国民にされた。・・・この苦い教訓から今の憲法ができたことは、ずっと主張されてきました。「GHQが作った憲法だから変えるべき!」という人たちは屈辱的内容の日米安保条約や日米地位協定には一言も言及しません。 アメリカが日本を守るために条約を締結したのではないことが、今やはっきりしているのに!。現憲法の基礎を戦前すでに様々な思想家が作っていたことは、映画「日本の青空」を観てもわかるのに! 講師が強調された「”憲法とは何か”の議論がなければ改憲の議論はない!」ということを私たち国民は真剣に考えなければならないと思いました。 「権力」は濫用されがちだから(ライオンは檻から出たがっているから)憲法があるのだ!という意味を、現憲法の条文一つ一つ学んで、国民一人一人が憲法を知って、自分の頭で考え、行動(選挙に棄権せず投票)することが、今こそ大切だというお話でした。小学校5年生から読める本と、老若男女に親しみやすい紙芝居を買ってきました。ぜひ皆さんで活用を! |
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