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厚生常任委員会の研修視察3日目



  
「厚生常任委員会の行政視察3日目」

  視察最終日の12月21日は、東京都世田谷区に「放課後の子ども対策事業」を区の子ども若者部と教育委員会の 担当者に説明していただきました。

 世田谷区は都内最大の人口(平成30年11月30日現在90万8625人)を擁し、高級住宅街のイメージがある一方で 出生者数や高齢者数、独居老人世帯数なども多く、特に人口増加に対応する都市基盤整備、住宅地の高齢化の進行など行政として対応すべき 課題も多いとのことです。世田谷区は都内の他区に先駆けて「放課後の子どもの過ごし方」に光を当てたと言えます。それを「新BOP事業」と 名打って都内でも先進事例だとのことです。

 平成7年にBase of playing(遊びの基地)事業を開始。安全・安心な遊び場を確保し、遊びを 通して社会性、創造性を培い、児童の健全育成を図るという目的で展開してきたところに、平成11年、学童クラブ事業を統合させて区立の小学校 施設を活用し、一体的に運営する事業として「新BOP事業」を始めたそうです。
 今では区立の全小学校に行き渡り、5%の割合で要配慮児童も 受け入れており、区役所の児童課に看護師を配置して巡回や相談、情報提供などを実施しているとのこと。それによって待機児童の解消や子どもの 交流の広がり、安全・安心の確保ができたとのことでした。
 問題は大きく2つあり、①大規模化(100人以上が半数を超える)。②支援員不足 (国の基準よりは厳しいが、非常勤支援員の確保が厳しい)との説明でした。
 スタッフ不足は我が横手市でも最大の問題ですが、世田谷区では 1日6時間・月20日)勤務で、ダブルワーク規制等はなく、非常勤支援員は年120日・連続6か月勤務が1サイクルとのことでした。
 同じ学校内の 施設といっても、BOPは遊びが中心なので、PP(プレーイング パートナー)という立場の人が臨時職員で存在する価値が大きいとのことでした。
 毎年500人ずつ子どもが増えている状況の世田谷区。新BOPとなって職員間の繋がりが密になり、使っていた学校との関係が深まったそうです。 支援員不足と大規模化について、我が横手市も同じ問題を抱えていますが、地域の見守りと各方面の情報共有がどれだけ有効にできているか! という課題が大きいこと、教育委員会と子育て担当の密な連携が重要なことを痛感しました。

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