治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟 第30回全国女性交流会
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「治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟第30回全国女性交流会」
11月10日、長~い名前の集りに行く機会をもらいました。秋田県からは中堅?の私の他に若手のホープが2名参加です。記念講演の平山知子弁護士のお話が心に響きました。
弁護士活動53年の間に「徹子の部屋」出演や、栗原小巻主演のドラマのモデル。国政選挙に3度挑戦と、優しくキュートな姿からは想像できないほどエネルギッシュな方で尊敬の念をずっと抱いていたので、夜行バスの疲れも吹き飛ぶくらいワクワクしました。オン年傘寿とは思えない若々しい、わかりやすいお話のメインは、お父さんが治安維持法の犠牲者だったことから「思想には暴力ではなく思想をもって」論争すべきであると、山宣や多喜二に連なる「心の自由を求め続けること」の大切さを教えて下さいました。

まず、日本は明治維新後、西南戦争よりも前の1874年台湾出兵を皮切りに、1945年までの長い間ずっと侵略戦争の歴史を作ってしまったことがあげられました。しかし「天皇は神聖にしておかすべからず」から始まる明治憲法だけでは弱いとみた政府が、この侵略戦争に国民を動員する「からくり」を3つ用意したと。
①教育~教育勅語に象徴される「天皇のために喜んで命を捧げる」マインドコントロール。
②国民の心の自由を奪う暴力装置としての治安維持法。
③女を黙らせる~女性達に「君死にたまうことなかれ」とは言わせない「家(戸主)制度」の3つを私達は大変納得しました。
一昨年強行採択された「共謀罪」をなぜ「現代の治安維持法」というのか?=「犯罪行為をする目的を持っている」か否か!が決め手であり、「怪しい行為」と警察が(勝手に)判断することで犯罪と見なす→治安維持法制定時(1925年)の小川司法相と、共謀罪制定時(2017年)の安倍首相さらには金田勝年法務相の言質が同じ!ーーしかし今は日本国憲法あればこそ国民は闘える❗️と強調されました。
明治14年植木枝盛が記した「東洋大日本国々憲案」の中身が、昭和21年に公布された今の日本国憲法にたくさん盛り込まれている一覧表を示して下さいました。私達国民は、戦前、戦後、そして未来に向かって頑張れます‼
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