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市議会広報広聴委員会 広聴分科会のメンバーとして 2020年1月30日~31日、静岡県掛川市議会を視察研修しました。 テーマは、①議会報告会の取り組みについて ②政策討論会の取り組みについて です。 掛川市は面積が265.63㎢(横手市の約3分の1)、人口が11万7800人(横手市より約3万人多い)。産業は「深蒸し煎茶」をはじめとする地場産業を推進しているが第一次産業は6.9%。製造品出荷額が1兆円を超える商工業都市です。また、生涯学習が市民の間に浸透していると紹介されました。そのために議会報告会への参加者が多いという分析です。 議会改革・議会活性化の取り組みは、平成25年3月の議会基本条例制定後、同年10月から市内9会場で議会報告会を開始。翌平成26年1月から政策討論会を始め、その討論から政策提言に至る活動が本格化し、平成28年3月には議員発議で「健康医療基本条例」を制定。平成31年3月同じく議員発議で「防災意識の高いまちづくりを推進する条例」を制定。 という、これまでの流れを教えていただきました。 横手市議会との違いは「市民との意見交換会」という位置づけではないことです。あくまでも「議会報告会」であり、常任委員会の活性化を主眼にし、調査研究のテーマを各常任委員会で設定して1年~2年かけて調査研究をする→研究結果(政策素案)をその議会報告会で報告した際に市民の意見を聴取し政策形成をする→委員会の政策案を全議員による政策討論会で合意形成し、11月の定例会を「政策議会」と位置づけて行政側との最終調整をするという段取りになっていました。 そこで注目すべきことは、議会報告会の実施効果として市民との情報共有(議会活動や市政に関する情報など)ができ、少しづつでも市民に身近な議会になってきている点です。 また、横手市と同様に議会報告会への参加が若者と女性に対して配慮不足という点が課題で、今後は開催方法の検討が必要とのことでした。 政策討論会は、議会基本条例の第11条に明記されていて、議員相互の自由討議であり、具体的な実践の場で政策提案に繋げるためのシステムという位置づけでした。その手法は、まず会派の代表からなる幹事会を組織し、各会派での提案をそこの幹事がとりまとめ、幹事会で協議、決定したあと議員全員による政策討論会で討議を重ね、議会としての合意形成が図られたら執行機関に政策提言していく流れにしているそうです。これは安易にはできないことで、横手市では質と量が課題になると思いました。それにしても掛川市議会は定数が19、会派は6、そのうち一人会派が3つありますが、政策討論会の幹事会は8人で構成されています。幹事会が政策立案のカギになっていると思われますが、その人数でどう有効に運営しておられるのか興味深いです。 前向きな姿勢での「議員間討議」が活発になされていなければ、合意形成には至らないと思います。けっしてディベートではなく、ダイアログ=対話をしていかなければ合意できないことですし、横手市議会としては、今後の大きな課題だと思いました。掛川市議会でも政策提言に至るまでには2年間かけるとのことでした。私たちは、焦らず、一歩一歩進んでいくことが大切ではないかと感じました ![]() まだ1月なのに、こんなにきれいな花が咲いていました。河津桜というのだそうです。 |
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第41回保育研究所研究集会 | |||