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       決算特別委員会が開かれました
 
 「決算特別委員会が開かれました」


 9月21日、2015年度の決算特別委員会が開かれました。先週の市議会で3つの常任委員会が決算の分科会審査を行ない、それぞれの分科会報告→3議員(委員)による総括質疑→討論→採決 と進みました。


 総括質疑は寿松木委員が旧大雄振興公社「ゆとりおん大雄」の清算時に、ホップ関連備品の公売で、14,835,875円の売却損が発生したことの処理について質問しました。
 当局は「公社を存続させるために多額の公的支援をすることは無理と判断し、可能な限りの換価を実現する方針を出した。しかし、各株主に対し出資金全額の返済はできなかった。また、これまでも公売については、議員に対し報告することはしないできたし、今回も執行権の範疇で進めた」という答弁でしたが「市民の税金から売却損の補填をしたことであり、決算認定には賛成できない」という内容で、彼は、反対討論でもこの論点で発言しました。



 また、土田祐輝委員は横手駅前のにぎわい創出施設「ワイワイぷらざ」の図書館機能充実を望む声についてと、司書や介護職員等非常勤職員の待遇改善について質問しました。彼は「公共施設の指定管理導入が方向づけられているが、なんでも民間任せは良くない。行政で責任を持つ施設は必要だと論陣を張りました。
 当局からは、非常勤職員は病院勤務者を除いても1000人おり正職員と同数であること。市として夜勤手当の引き上げ等を検討するほか、勤続年数による報酬の割り増しを図るなどに取り組んでいく方向という答弁がありました。


 奥山委員の総括質疑は「増田庁舎オープンリノベーション事業」に見る現在の市政運営について、鋭い追及がありました。国や県の交付金を受けることが先にあり、市民や議会に報告・説明がないことの問題を質しました。
 ”市民ファースト”を貫くべき!という主張は私もまったく同感です。私も以下のように反対討論をしました。
 結局、採決に加わった22人のうち反対が8、賛成が14となり、昨年度の決算は認定されました。


*私の反対討論
 平成27年度一般会計歳入歳出決算の認定に反対の立場で討論します。 私は、この予算に反対しました。地方創生の交付金や財産経営推進計画(FM計画)についての懸念などからでした。このたびは決算なので、多くの難しい問題を抱えながら粛々と執行された結果であることは、一定程度理解するものですがこれまでの質疑で明らかなように指摘せざるを得ないことがあります。
 まず、豪雪対策などに関連する不用額は、ある程度の見込みを立て、補正予算で市民生活に必須の事業等に充当することもできたのではないかという点。全般にわたって当局からの事業進捗や事業内容変更の際の市民と議会への報告・説明が十分でなかった点。さらに”はじめに補助金・交付金ありき”と考えての市の事業は危険だということを改めて申し上げたいと思います。
 そしてこの決算から導き出される市民満足度と市役所職員の働く満足度を分析し、本庁と地域局さらに種々の出先機関との連携強化を含めて、市役所の組織機構をより有効に見直すためにも、この決算を深く検証するべきと考え、あえて決算認定に反対します。








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