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「3月議会:厚生常任委員会」
3日間にわたり、予算審査と厚生関係の審査をしました。今回は来年度4月から仕組みが変わる「保育制度」と「介護保険」を中心に条例改正の議案が多くありました。
まだまだ国民にとってはっきりせず不安や疑問を解決しないままに新年度に突入する「子ども子育て新制度」について、せめて保育料の保護者負担が増えないように階層を11から13に分けて調整したこと。高齢者対策では要支援を介護保険から外すという国の方針に対し、地域支援事業を拡充させること等が盛り込まれており、私は賛成すべきものと表明しました。
後期高齢者医療制度は来年度からこれまでの9割軽減などが廃止されます。当局は「保険料が増えるのは大変だが、仕方ない部分があるとも思われる。また、市の財政面からすれば軽減するということは市の公費負担もあるということであり支出がどうなっていくのか注目しなければならない」との考えです。私は次のように反対討論をしましたが、賛成多数で却下されました。
また、平成27年度一般会計予算案に対して厚生委員会の所管部分について賛成討論をしました。
「現在審議中の国の予算案では、福祉が大幅に削られていると報道されているように、市ができうる限りの手立てを講じなければ、市民の暮らしや福祉を守ることは難しい。しかしその状況下で子どもの医療費を中学校卒業までの入院費について無料にしたこと。介護保険の地域支援事業に予算付けしたこと、また保育の新制度では国の基準を上回る、市従来の方針を継続したことなどを評価したい。生活環境面でも住民との齟齬をなくし地域包括ケア体制をとって、官民共同で進むことを肝に銘じて賛成する」
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次に、議案第54号 平成27年度横手市後期高齢者医療特別会計予算
反対の立場で、
「後期高齢者医療制度について、市では76.86%の人が保険料の軽減を受けているが、国は再来年度に軽減特例廃止の方向を打ち出した。秋田県高齢者医療広域連合では、国は軽減特例を恒久的な措置として国民に約束したものであり、全国連合会を通して軽減の継続を要求していくとしている。軽減が廃止されると市民の大幅な負担増が目に見えるため、市としても広域連合議会に同調して、市民の声を国に反映させるべきと考え、本予算案にあえて反対する」と討論しましたが、起立採決の結果、他の議員により却下されました。
次に、陳情27第1号 生活保護における冬季加算の引き下げをしないよう求めることについて (横手生活と健康を守る会が提出)
まちこの賛成討論
「本陳情は、国による冬季加算引き下げについての根拠が理にかなっておらず、市民の暮らしと健康、命に対して重大な悪影響を及ぼすことを危惧している点を重視すべきである。生活保護基準は、住民税や年金、健康保険料、保育料、就学援助などあらゆる公の価格のもとになっており、生活保護基準が下がると、それらすべてに関わってくることが大きな問題である。そのため、本陳情は全ての市民、国民に関わるものであり、願意を妥当と認め賛成する」
採決の結果、議員の対により却下されました。
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