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陳情
安全・安心の医療・介護の実現と夜勤改善・大幅増員を求める
「国が医療従事者の就業環境改善の取り組みを遅まきながらも進めてきているのは事実である。しかし現在、深刻な医師不足で横手市内でも緊急手術ができない場合があるように、医療スタッフの充実は当市においても喫緊の課題である。
また、高齢化率の高まりに伴い、高齢者やその家族などが安心して医療介護を受けられるようにするには、数値目標だけでなく具体的なスタッフの増員と勤務改善計画を望むことが当然だと思う。
憲法25条には、国が医療、介護、年金などの福祉を増進しなければならないことが定められている。その優先順位についてはそれぞれ考えるべきだろうが、第一番に国民の命と暮らしを守るということが国の責任だということをしっかりと認識すべきだと思う。
そのためこの陳情の願意は妥当であり、採択すべきと思われる」
陳情
年金削減の取りやめと最低保障年金制度の実現を求める
「そもそもマクロ経済スライドというのは保険料を負担する現役の世代が減少し、高齢者が長寿化することに合わせて年金の上げ幅をだんだん縮小するということであり、物価が上がっても年金を上げるのではなく、ほとんど目減りする仕組みになっている。
そのためこれ自体で年金受給者の生活に大きな打撃となるものだが、10月15日の厚生労働省の社会保障審議会年金部会の提案では、マクロ経済スライドでも名目年金額は引き下げないとしていた歯止めが外された。
基礎年金部分がこれから30年間ずっと目減りする仕組みになり、その結果、高齢になってからの消費支出をまかなう頼みの基礎年金は今より約30%引き下げられることになる。
今でさえ基礎年金である国民年金の保険料を支払えない、特に若年世代はこれから先、生きていく目途が立たなくなる恐れが大きいと懸念する。厚生労働省は65歳以上も就業意欲が非常に高いとしているが、年金だけで暮らせないから働かざるを得ないのであって、その分生産年齢である若い世代の仕事が減ってしまうということは誰の目からも明らかだと思う。
安倍首相が国民の命を守ると盛んに言っているが、それならば全額国庫負担の最低保障年金制度を創設することは当然の国の責務であると考えるので、この陳情の願意を妥当と認め採択することに賛成する」
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