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     議案第44号
    平成29年度横手市後期高齢者医療特別会計予算案に反対討論
 
 議案第44号 平成29年度横手市後期高齢者医療特別会計予算案に反対の立場で討論します。
 私は、高齢化率4割になろうとしている状況下の横手市民にとって非常に身近な医療保険であることから、再度議会が深刻に考え、議論するべきと思い、討論します。
 

 国は、75歳以上の後期高齢者医療について、来月4月から、低所得者に対する保険料の軽減措置を縮小すると決定しました。所得に応じて支払う所得割が5割軽減から2割軽減になる横手市の対象者は1698人おり、被用者保険加入者の扶養家族から後期高齢医療制度に移らされた人の保険料の定額部分も、9割軽減→7割軽減にされてしまうことが決まっていてこの対象になる市民は3786人に及びます。
 このように政府の閣議によって生活困窮の市民が益々窮地に追いやられ、保険料滞納者が増えることが予想されます。先般開催された秋田県の広域連合議会で、政府に対し、保険料の軽減措置を縮小しないように求める意見書案が提出されました。しかし横手市民を代表する議員である高橋市長はその意見書採択に反対されました。
 月に1万8000円しか支給されない人たちをはじめ、年金生活者が国民年金受給者だけでも市内には35487人いますが軽減措置の縮小によって医療機関の受診を我慢し、定額の医療費とはいえ、結果的に大きな医療費となって市にも国にもかかってくることになります。従って市長には猛省を促し、広域連合議員として真摯に後期高齢者医療に取り組むことを求める意味を込め、敢えてこの議案に反対します。







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