第10回地方議員研修会で学びました
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「第10回地方議員研修会で学びました」
4月24〜25日、NPO法人:建設政策研究所主催の研修がありました。議会事務局経由で参加募集があり、以前参加した際に大変参考になったので思いきって(経費と時間のモノサシで)受講しました。(全国から集まった90人の議員はこんなセコい動機じゃないでしょう…)「市民と地域が豊かになる地域再生のコツ」という副題に引かれ中でも“人口減少下の地域まちづくりを問う”という講義をぜひ受けたいと思ったからです。
初日の記念講演は植田浩史慶應義塾大学教授による「自治体の地域産業政策を問う…グローバル化と成熟化の中での地域経済振興の課題」です。以下、私の受けとめ得た範囲で報告します。
※日本の地域経済、地域産業の現状は…グローバルと地域のはざまで、地域の中小企業は既存の道では生き残れない。人口減少の下で需要の縮小状態にどう対応するかを実践的に論議する必要がある。
欧米では産業ではなく地域で中小企業に元気になってもらう方法を追求し、雇用や農業の振興を進めてきたのに対して日本は産業というフィルターを通して中小企業を応援してきた。これを欧米に習って転換しなければならない時代だろう。今や地方分権の名の下で自治体の役割が大きくなっている。
1.地域経済、地域産業、地域社会の問題認識を行政、関連機関、経済団体、中小企業、市民等と広く共有すること。
2.先行事例(墨田区、八尾市、帯広市の取り組みなど)を参考にしつつ、地域独自の課題を明確にしていくこと。
3.自治体が地域支援ネットワークの中心として積極的な役割を果すこと。
とまとめられました。 |