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横手市戦没者追悼式


 
 「横手市戦没者追悼式」

 10月4日、コロナ禍の影響もあり、4年ぶりに市民会館で開催されました。
 この式に引き続き、一般財団法人秋田県遺族連合会による横手市戦没者遺族地方大会も行われました。
 各地域から大型バスで集まるのですが、今年は参加者の少なさが目立ちます。高齢化が進んだこともあるようですが・・・
 市長・知事の式辞に続き、市議会議長や遺族連合会会長の挨拶がありました。ロシアのウクライナ侵略が終結するどころではなく、地球上での様々な紛争も後を絶たない中で「戦争は絶対悪である!」と叫ぶ内容がこれまでの式典よりも強かったことが印象的でした。
 遺族連合会の事務局長さんによる具体的な現状に心が痛みます。「高齢化により家族が戦死された人は減少し戦後の生活の悲惨さ・苦しさの経験が伝えられなくなってきている。その孫にあたる人も減り、戦争を知らない曾孫の時代になっている現在、なんとか遺族として語り部になってくれる人達とそれを引き継いでくれる若い世代が必要!」と訴えられました。そのため、今年は日本遺族会発行の「日本遺族通信」から転載された遺言状が11通紹介されました。軍の検閲を受けたものなので「お国のために」「充分覚悟は出来ております」といった内容の中、異国の地で戦病死された方による「妻への手紙」が身に沁みました。「~元気で御奉公して居るゆえ安心ありたし。・・・皆の健康を祈って居る。尚、助宗の子、筋子、イカ、タコの粕漬け、鰯,鮭等なんでも良いから正月に間に合ふ様に送って欲しい。楽しみにして居る」・・・こんな境遇に追いやったのは誰か!そしてその時、敵であったはずのアメリカ言いなりに軍備を増強している今の日本政府に憤りを抑えられません。
 しかしそれでもこの大会の決議と大会宣言には「英霊顕彰の根幹である内閣総理大臣の靖国神社参拝は、平成25年12月以降途絶えている。国家の代表である内閣総理大臣が、靖国神社に参拝し感謝の誠をささげることが国に殉じた英霊に応える唯一の道である」と明記されています。
 靖国神社とは、東京裁判で侵略戦争を計画・準備・開始・遂行した「平和に対する罪」で裁かれたA級戦犯14人を戦死した軍人とともに合祀しているところです。アジアと日本の国民に多大な犠牲を強いた戦争指導者を「神」としてまつっている所を、どこまでも正当化している遺族会の矛盾に私は残念な気持ちになります。
 写真のように、横手市は、非核平和都市宣言をしている町なのに。そして、今日の大会でもこの非核平和都市宣言を読み上げたのに・・・。




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