☆ | ☆ | ![]() |
||
![]() |
「地域の女性リーダー養成塾in仙北市」 11月11日、わらび座ゆぽぽを会場に、男女共同参画を拠り所にした研修がありました。「持続可能な地域のために、私たちができること」というテーマで、人材育成コンサルタントの加賀谷七重さんが講話をしてくださいました。FF(秋田県男女共同参画社会)推進員の先輩である七重さんからはこれまで長い間、率直な問題提起をして頂いてきました。 まず、写真にある「秋田県の今年の人口構成」を見て、何が感じ取れるか?との問いかけがありました。 ![]() 少子高齢化が顕著ではあるが、男女の人口はほぼ変わりなく、総計では女性の人数が5万人多いことがわかります。にも拘らず、2023年の「ジェンダーギャップ(男女格差)報告」では日本は調査対象146か国中125位。東アジア・太平洋地域でも最下位!これは世界経済フォーラム(WEF)の調査ですが、この調査報告は、政治・経済・教育・健康の4分野について男女平等の達成度を指数化したものです。 このうち、教育と健康の2分野はほぼ平等が達成されているとしていますが、すなおに満足していいのか?というお話になりました。 ① 教育は47位だが確かに識字率や初等中等教育の進学率は高い。しかし大学院に行く女子が少ない=研究者が少ない→女性の能力が発揮されているとは言えない。 ② 健康分野は出生時の男女比が同じで男児優先の風潮は克服されたような現代。また平均寿命や健康寿命は伸びているが、県内では分娩施設が4割減少の問題がある。 ③ 経済分野は123位と低い。同一労働における賃金格差が大きく、推定勤労所得も低い。管理的職業従事者や専門技術者の数の男女比に大きな格差あり。 ④ 政治分野は138位と極端に男女格差が大きい。国会議員や閣僚の男女比に顕著。 持続可能な社会形成(SDG“s)が今や全世界で呼びかけられているが、その条件には「ジェンダー平等」が入っていることの意味を考えよう!と提起されました。 日常生活の中で、選択したり判断したりするとき、自分がバイアスにとらわれていないだろうか?と考えてみることが大切。そして、回りの誰かから違和感のある言葉を耳にしたとき、それを違和感のままにしないで調べたり話題にして話し合ってみよう!と。さらに、国や地域の方針に興味を持ったり、パブリックコメントを出したりしてみることで社会を構成する一員として社会と対話していく。日常の中に潜む小さな攻撃(マイクロアグレッション)に負けず、行動してみることが大切!職場や町内・自治会など組織の中で、これまで経験のなかった「意思決定」のテーブルに着く機会があったら恐れずに着いてみよう!・・・ 日常の中で勇気ある小さな判断を意識することから始めてみよう!とエールを送ってもらいました。 この日は、地元仙北市の男女の職員さんや様々な市民団体の方々が参加されたことに真剣さを痛感した研修でした。 |
|||
これまでの記事![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |