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（議案第107号 公の施設の指定管理者の指定について）反対討論
今回、指定管理の候補として上程された法人は、今年3月に障害者の複合型施設を開設されたとのことで、視察した限りでは、設備もスタッフの意欲も評価に値するものと感じた次第です。
しかし、地域包括ケアシステムを推進しなければならない現在、必要度の高い施設であるにも拘らず、５つの事業と幅広く取り組んでいるものの個々の内容については未だ定着していない様子です。何よりスタッフも介護保険事業の経験者は配置されていても、障害者福祉については経験値が少ないことを懸念せざるを得ません。
指定管理者制度導入に係る選定委員会で慎重に審査されたと報告がありましたが、その審査の中で障害者福祉、利用者側の視点が徹底的に議論されたのか、不安・疑問が払拭できません。
今後国の制度改定で、施設への補助が減額する恐れがあり運営上楽観はできず、せめて一年が経過した時点での、当該法人における収支決算・運営報告を求めてからでも遅くはないと判断し、現段階では指定管理者指定には賛成しかねることから、反対討論とします。
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