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「第50回公的扶助研究全国セミナーin盛岡……報告その2」 ![]() 初日の記念講演は「いのちとくらしを守る地域福祉の方向性を考える……貧困と社会的孤立の現場から」のテーマで明治学院大学の河合克義教授のお話です。NHkの'無縁社会'などの番組に出演されていました。 全国の市町村を調査されておられます。この国の傾向として(地方政府も)、対象となる人の抱える問題を分析しないまま政策にのせがち!➡実態分析が必要‼とのことです。 分析項目は主に4つ。 ①社会における階層…昔の高度経済成長期のような豊かさを社会のベースに置くのではない。 ②貧困問題…一見するだけでは物が溢れているが中に深刻な貧困が隠れている。 ③社会的孤立…福祉の手が入るのを拒む人や大家族の中での孤立。 ④潜在化している問題へのこだわり…福祉事務所にも現れない、地域で困っている人。 これらの項目で具体的な事例を出され、問題提起をされました。 続いて、記念シンポジウムに移り「貧困と剥奪された人権を考える」とのテーマで、都市部代表が杉並福祉事務所、地方代表が北上市役所の 各専門職の方々が話されました。 各自治体ごとに、ふれあい相談員とか、あんしんサポート窓口を設置して、介護保険などの制度を利用せず、病院にも行かず、といった独居か75歳以上の夫婦世帯を毎月訪問する仕組みを作っています。 わが横手市も民生委員中心に取り組んでいますが、このシンポジウムでは、介護保険の第7期計画を立てるにあたり中央政府が「わがこと、まるごと……」取り組むようにと押しつけることを懸念すると話されました。NPOなど民間の活力をだいじにすると言いながら途中でハシゴを外して住民動員のまま行政の責任を回避する方向にあると。だから、資料集の表紙が、柏木ハルコの連載まんが「健康で文化的な最低限度の生活」が掲載されているのでした。 |
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