行ってきました!五城目町へ
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「行ってきました!五城目町へ」
2月24日、秋田県で唯一、国勢調査間の5年間で幼年人口が増えている五城目町を見学しました。
我が横手市と似ている状況にある(町政目標を”しごとづくり”・”移住・定住政策”・”少子化対策”としてまちづくりを進めている)自治体で、特に、総務省の「地域おこし協力隊」の活動が活発で移住・定住の施策を大きく掲げている五城目町をリアルに学びたい!と、共産党の町議さんに頼んで雪が舞い散る中、車を走らせました。
折しも4期目当選が決まった直後の渡邉彦兵衛町長を表敬訪問、まちづくり課の澤田石課長さんに詳しくお話を伺い、地域おこし協力隊の方々が中心になって起業やコミュニティ活動の拠点としている地域活性化支援センター(旧馬場目小学校と旧馬場目保育園をリニューアル)を見学しました。

写真は520年の歴史を誇る朝市を記念した「朝市ふれあい館」(古くから木材の町として知られる当地は木工が盛ん)で、逸品が並ぶ空間を観ながら誰でも訪れてくつろげるところです。
地域おこし協力隊については、全国の「小さくても輝く自治体」で活躍してきた総務省の方針による移住・定住政策で、私も他の議員たちも一般質問などで取り上げてきました。しかし横手市の副市長は「失敗例が多く、定住に繋がらないと判断してわが市は取り組まない」とそっけない返事でした。それならなぜ五城目町では2014年から3年間で雇用・産業創出・6次産業化を取り組んだ5人が退任した後も定住するのか、現在も起業の創業に向けて3件が準備中、新商品開発に9件が取り組み中、起業を目指し入居を7件が検討中、120人が移住を相談し具体的に19件が移住を相談中という2015年度のまとめが出ています。どこがポイントか?
「地域の支え合い機能満足度」が72.4%に答が出ているのではないかと思うのです。
課長さんのお話では、必ずしも集落の結束が強く組織されている所ではなく、行政の集落支援員などが粘り強く地域に出向いて話を重ねていったことで、地域の実情(何に困っているか、何をしたいのかなど)をみんなが確認して行った結果が表れているとのことでした。地域の受け入れ体制がカギなのですね。
お客さんではなく、あくまでも「HAPPY &HAPPY」の関係・・・ということは横手市での「共助組織」をもっと追求していくことで、五城目町に続くことができるのではないだろうか!人口減少→少子化を 雇用創出→若者の定住→人口増 に変えていけると思いながら帰途につきました。
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