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「8月15日…終戦記念日と横手市成人式」 10時開始の成人式、例年ならずいぶん早い時間から、友達同士や親御さんの車で晴れやかに集まるところですが今年は朝から大粒の雨に見舞われて、ハンドマイクもこうもり傘の中…。 でも今しかない!と8時半から新婦人の仲間や農民連、生活と健康を守る会、治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟(こくばい同盟)など9名が新成人に平和を訴えました。 核兵器廃絶署名と戦争法案反対署名が約40分間で100筆。せっかくのおめかしファッションが雨に濡れてしまうことを考えれば、集まったほうかな〜と思います。 昨年までの様子とは少し違う感じがしました。 全国的にも若い世代が真剣に「戦争反対」「安全保障関連法案を廃案に!」と行動しています。広島に行かせてもらった私は、若者達が自覚的に核兵器廃絶を目指してがんばっている報告もさせてもらいました。 折しも「安倍談話」が発表された翌日とあって「ダラダラと長い文章は他人事だった」と署名をしながら批判する場面も見られました。 10時になり私たち議員は市民会館に入りましたが、仲間たちはそれから宣伝カーで市内各地で平和を訴えた一日でした。 次々に暴かれる矛盾により参議院の議論はお盆明けに持ちこされましたが、なんとか9月市議会で全員一致での戦争法案反対決議を上げることができるように頑張りたいと思います。 ================================= 「ハンドマイクでの訴え」 戦争法案反対・非核平和の署名呼びかけ・・・成人式にあたって 新成人のみなさん、おはようございます。 私たちは、横手に住み、平和な世の中を次の世代に渡そうと活動している様々な団体です。 今、皆さんに戦争法案反対・核兵器をなくし平和を願う署名をお願いしております。どうかご協力をよろしくお願い申し上げます。 今日、成人式を迎えられる皆さん、おめでとうございます。 20年前、皆さんが生まれたとき、親御さんやご親戚の方々はどんなに喜んだことでしょう。皆さんが平和な社会ですくすくと成長することを心から願って今日まで育ててくれたことと思います。 そして皆さん、今日8月15日は終戦記念日でもあります。 70年前の今日、日本はポツダム宣言を受け入れ、国民はもちろんアジアの人々数百万人を犠牲にした戦争を終わりにしました。 その年の3月には東京大空襲、5月には沖縄にアメリカ軍が上陸、8月6日には広島に、続いて9日には長崎に原爆が落とされました。 この横手市でも駅前に爆弾が落とされ、2人の市民が亡くなったそうです。そしてまさに戦争が終わると決まっていた8月15日の未明に秋田市土崎で大空襲があり、250人を超す一般の市民たちが殺されたのです。日本の本土に敵の爆弾が落とされるほどの状態ならば、これ以上の犠牲者は出せないから、もう戦争は終りにしなければと考えるのが当然ではないでしょうか。 けれども、当時の大本営と言われる最高指揮者たちは、「何か成果を上げてからでなければ、戦争が終わった後に日本の国がなくなってしまう」などと、国民の命より国家のメンツを重んじて、ズルズルと戦争の終結を引き伸ばした事実が今、明らかになっています。 皆さん、今国会で審議中であり、全国津々浦々で反対運動が起こっている安全保障関連法案、これは11本もの法律からなるのですが実際は、戦争法案そのものだという中身が政府与党の人達からまで指摘されています。国会でも次々と矛盾がさらけ出されました。与党が推薦した参考人でさえ「憲法違反」だとか「日本が戦争に巻き込まれる危険な法案だ」とはっきり言っています。全国規模で反対の声が大きくなっているのに、7月16日に衆議院で強行採決され、現在は参議院で審議されていますが、ここでも審議が中断するほど国民を無視した態度がどんどん暴かれています。 マスコミ報道もされたように、陸・海・空の自衛隊を束ねる統合幕僚幹部が5月の衆議院本会議で法案審議が始まったばかりのころ、既にこの戦争法案が成立することを前提にして、今後の海外派兵や日米共同訓練などの検討を進めていたことが明らかになりました。その中には、日米両国政府が合意した新しいガイドラインでは一言も触れていない中身が書かれています。即ちアメリカ軍と自衛隊の統合司令部である「軍事間の調整所」が設置される…としていることです。 自衛隊は同盟国アメリカが攻撃をうけたら地球の裏側までも行って後方支援をすることになるというのですが、法律の施行を来年1月と勝手に決め、兵站支援のみならず「宿営地の共同防衛」や「駆けつけ警護」を実施することまで盛り込んでいる計画です。 このような国会審議を無視した実態が明らかになったのは国会史上でも異例のことだと与党議員も言っているではありませんか。 さらに先日、中谷防衛大臣は「核兵器」の輸送もあり得る!と答弁しました。世界でただ一つの被爆国である日本の政府が、自衛隊に核兵器を運ばせるというのです。 「全世界から戦争をなくそう。地球上から核兵器をなくそう。」という動きが、今や、どの年代・男女を問わず、大きなうねりになっているとき、安倍首相は、何が何でもこの戦争法案を成立させようとしています。 滋賀県から出ている36歳の国会議員は、若い世代が「戦争反対」と声を上げていることに対し「自己中心的」だとか「間違った情報にだまされている〜」と批判しました。 皆さん、戦争というのは最大の暴力です。物資を運ぶ部隊が一番敵から狙われることは安倍首相がどうごまかそうと、世界の常識です。自分が殺されるか、他人を殺すかのどちらかしかありません。 アメリカではイラクの戦場から帰った若者が「自分は殺人鬼になってしまい、罪もないイラク市民をおおぜい殺してしまった」と悔やんで自殺する例がひっきりなしと言われています。 この若い国会議員は「法案が成立しても戦争に行くことはない」と主張していますがいったい何を根拠に言っているのでしょうか? 自分の頭で考えることもせず、安倍首相の、コロコロ変わる言動を鵜呑みにして、真剣な若者たちを誹謗中傷することこそ、まるで「戦時中の大本営」と言わざるを得ないのではないでしょうか。心の底から怒らずにはいられません。 私たち大人は、一人一人の命が幸せに生きていくことを望んでいます。どんな親も、子どもを、そして皆さんを戦場に行かせるために育ててきたのではありません。 70年前までは、その感情を外に出せば「非国民」と近所の隣組からののしられ、憲兵隊に逮捕されました。 今を生きる私たちは、しっかりと正しく情報をとらえ、若い皆さんを戦争から守らなければならない!と強く決意します。 考え方や宗教などの違いはあっても、「平和を守るにはどうしたらいいのか」の一点で話し合いを重ね、意見の違いを超えて力を合わせようではありませんか。 残念ながら地球上では戦争が続いています。その武器には劣化ウラン弾など核兵器が使われていると言います。核兵器を廃絶すること・戦争法案を廃案にすること。この一致点で、どうか署名のご協力をよろしくお願いいたします。 。 |
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