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「小規模多機能自治を学ぶ」 5月28〜29日、横手市で研修会がありました。 ”人口減少、多老化で財政の厳しさが益々募る中、自治体行政だけでなく、地域住民自らによって主体的、積極的に進める地域づくりが求められています。小さくてもできることを少しづつ増やしていけば、小規模多機能自治は全国的に拡がりつつあります。今回は、自分たちの地域を自分たちの力で元気にしていくための地域づくりの仕組みについて、みんなで考えましょう” という呼びかけで開催されました。主催が秋田県南NPOセンター、共催が横手市です。 まず、4年前から共助組織設立に取り組み、総務省から表彰を受けた、市内の4地域が紹介されました。いずれも高齢化に伴い屋根の雪おろしや買い物等が困難な地域で、1年目は社会実験として国の補助金活用。2年目は有償ボランティアとして料金設定し、サービス提供。3年目は困っている所にはより安価にあサービス提供できるよう資金捻出を検討(県庁と県道の草刈りを業務委託契約)という歩みを発表されました。 次に、IIHOE「人と組織と地球のための国際研究所」代表で、市民団体と行政との協働の基盤づくりを進める活動を精力的に展開されている川北秀人氏の講話を受講しました。 全国さまざまな自治体で地域づくりのアドバイスをされており、今回のテーマのきっかけを作ってくださいました。 「小規模多機能自治って?」・・・・概ね小学校区を単位とした住民組織で、地域づくりを進める仕組みの総称。小規模ながらも多くの機能(その地域に必要なさまざまな地域活動)を、その地域の人々が主役となって担う、住民自治の仕組みであり、今年2月に島根県雲南市などが発起人となって全国の自治体など142の組織・個人が参加しています。「小規模多機能自治ネットワーク会議」が設立されて、横手市も加盟しました。 研修の初日は議員たち、翌日は300人ほどの各地域づくり協議会委員と市役所職員が、時間を超過して聴きました。 「地方創生」の名の下に、各自治体が人口数にいたるまで40年後の数値目標を強いられる現在、「まち」が力を強くしなければなりません。 川北氏は「まちの力は”関係の密度”が作る!人口密度とり人”交”密度!」と強調されました。町(区域)でもなく、街(建物の集まり)でもなく”まち”=人と人との関係だと。そして国勢調査結果と基に、横手市を分析し、 A:子どもが多い。 B:子どもも高齢者も多い。 C:子どもも高齢者も少ない。(ここは中心市街地・アパート群・町内会加入率低い)。 D:高齢者が多い。・・・とその過渡段階の6パターンに分けて考えようといわれました。 A地域の10年〜20年先の姿がDになると予測もつきます。これを踏まえて今後は旧●●地区ではなく、地域人口特性に応じた学びあいが大切だと。 各地域で人々が困っていることは何か? 何を望んでいるか? 未来を担う子どもたちとも一緒に考えていこう!と、北海道浦幌町や島根県雲南市などたくさんの事例を掲げて話されました。 横手市の財政も、合併後10年がたち、もうすぐ合併特例債という借金を国に返さなければなりません。地方創生で出し惜しみ!している国が交付金を減らしている今日、市税収入は減る、職員は確実に減る・・・という状況が近い将来、目に見えています。 川北氏は、これからは「行事」をたな卸しをし、継続できる福祉と経済を重点にした「事業」にシフトすることが必要だといわれました。 そして、NPOと行政といった「協働」から、金融機関や当事者・専門家・子どもたちの「総働」に切り替えよう!という呼びかけは、ともすればイベントにふりまわされがちな地域づくり協議会や行政の職員と一緒に受講した私たちに大きく響きました。 方法ははっきりしてもらった。さあ、あとは行動するのみです! 平鹿生涯学習センターで学んだ地域づくり協議会のみなさんと市役所職員の皆さん |
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