特別養護老人ホーム 白寿園を見学しました
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「特別養護老人ホーム 白寿園を見学しました」
5月20日、議員有志3人で、横手市直営の特別養護老人施設を見学しました。
昭和58年に60名の定員で開設されました。その5年後に40床を増設、平成3年には定員20名のショートステイを増設し、計120床の大規模施設になりました。旧大森町が健康と福祉を位置づけて整備してきたもので合併して横手市になってからも全国の自治体が視察に訪れる「健康の丘おおもり」のシンボル的存在です。高齢化率が4割近くの自治体として市民を守るセーフティネットです。
温泉施設とは違うのだから、安易に指定管理や民間譲渡はするべきじゃない!と見学者は痛感するし、何よりも現場のスタッフがそろって明るく誇り高く働いているようすを目の当たりにして感動します。
私は数回にわたって訪問し、昼食の「検食」をさせていただいてきました。また今日も…。
今回は自ら家族を在宅介護した経験者や建設分野で働いてきた経歴を持つ議員たちと一緒でした。さすがに観点が鋭いです。

今日のランチは、肉団子のあんかけ、高野豆腐とカボチャの煮付け、まいたけのすまし汁、ゆで卵とカニ、トマト、きゅうりのサラダ、刻み漬物でした。

開設時の面積でスタッフ分も合わせると150食近い給食を9人でかいがいしくまわっている厨房を見学することができました。この狭い条件の下で、刻み食やペースト状のおかず・三分がゆ・五分がゆ・柔かごはん・職員用の普通のごはん等々、驚異的な仕事の量と質をこなしています。
食中毒予防に細心の注意を払い、正規・非正規の割合は4対6。地産地消を追求し、地元業者を優先して発注。こんなに頑張っている現場の姿を、国会の大臣も霞が関のお役人も、しっかりと見て学ぶべき!!・・・医療・介護総合法案が成立してしまったら、要介護3以上と認定されなければ、この白寿園には入所できなくなります。
福祉は「施し」ではなく、人間として最低限度の生活を営む基本的な人権を、国が国民に対して守ることが義務付けられている
==これが福祉というもの!自助・共助の次元ではない、公助でもない(お上が臣民を助けるのではない)。
国民みんなが幸せに生きる権利があるのですもの。草の根から声を大きくあげていきましょうよ。
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