第56回自治体学校in仙台No.3
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「第56回自治体学校in仙台No.3」
7月27日は東北大学が会場です。ホテルからウォーキングすること40分。キョロキョロ見回せば、なんと広〜い仙台城内はみんな東北大学じゃありませんかっ!
私立に通った私はなんてったって国立は違うな〜と感心しました。


今日の講義は[原発ゼロをめざし、再生可能エネルギーをいかす地域をつくる〜自然エネルギーが生み出す地域の雇用]です。
北海道大学で立ち上げたベンチャー企業である、株式会社NERC代表取締役センター長で、現在は総務省の地域資源事業化アドバイザーをされている大友元教授です。
多摩自治研の議員の学校で以前受講し何とか我が横手市でも小水力やバイオマスなど自然エネルギーを本気で活用できないかを質問した経緯がありますが、今回は雇用創出というテーマの魅力に引かれて受講しました。氏はよくドイツの例を紹介されますが、敗戦直後、日本と同じ状況だったドイツは、自国にある資源と食料をトコトン使ってきたことが日本と違う点と強調されました。今回はこれまで以上に具体的なお話が満載でした。
「自己保全地域」なんて美しい名前の「耕作放棄地」に牧草を植えるか、稲わらを発酵させて地域でバイオメタンの生産供給事業化するモデル事業で地域に雇用が生まれる事例を紹介されました。これからの農村はエネルギー生産により自動車産業を支えるという展望も、実際アウディ社では昨年からメタンガスの燃料生産をしているとの例で紹介されました。
自然エネルギーは量的には無限に近いので化石燃料のように枯渇することはないが、いかにして使えるようにするかを見いだす必要があると。
原発輸出国を標榜し大企業から言われるままに巨額の予算をつける政府がもっと自然エネルギーの開発に予算を位置付けるように地域から働きかけていくことが人口現象の著しい日本、そして地域の発展には雇用創出が不可欠なのですから、全国の取り組みにならい、本気で我が横手市も実現しなければ!と痛感しました。 |