都議会セクハラやじ問題
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「都議会セクハラやじ問題」
6月24日の地元紙「秋田さきがけ新報」に、私のインタビュー記事が載りました。東京都議会での塩村議員が一般質問中にセクハラヤジを受けた事件です。
ようやく謝罪した自民党都議は無所属となって議員は辞めないとのこと。議員辞職を求めたのは日本共産党だけで、当の塩村都議が所属しているみんなの党さえうやむやにし、幕引きとなりました。
秋田県男女共同参画審議会の会長代理は「結婚や出産、子育てへの支援策は、性別はもちろん、会派の違いを超えて真剣に議論しなければならない全国共通のテーマ。少子高齢化が進む本県でも、議論をもっと活発化させなければならない」と述べています。
北秋田市の女性市議やこだま祥子県議は「政治はいまだに男社会。女性をさげすんでいる。今回の問題を機に発言に気をつけるようになってほしい」とコメントしました。私は政権与党のおごりを指摘しました。以下紹介します。
「石原伸晃環境相は東京電力福島第一原発事故の中間貯蔵施設をめぐる交渉を”最後は金目でしょ”と発言。麻生太郎副総理兼財務相も集団的自衛権の説明をする際、学校でのいじめを例え話に持ち出し、”勉強はできない、けんかは弱い、だけど金持ちの子。これが一番やられる”と述べた。これら一連の事実を見れば、自民党の議員は自分たちの天下だと思っているのだろう。市民や国民の目線ではない!」
……このように発言しました。新聞が掲載してくれたことで、もっと広く怒りをシェアしたいと思います。
折しも数日後の6月28日、秋田県男女共同参画社会キャンペーンで講演された、日経BP編集の第一線で活躍する麓幸子さんは、お話の冒頭、この問題を取り上げられました。
「2020年にオリンピックを開催するような国の首都で、議会は原始人のレベル」と、世界中の批判が集中している大問題だ。しかし冷静に考えると、10年前にはこのように国民の怒りが高まってヤジを飛ばした側が謝罪するなんてことはなかった。訴えた女性のほうが非難を浴びた当時を振り返ると、社会は変わってきていることに確信を持とう!と私たちを励まして下さいました。
意識改革は長い年月が必要だとつくづく思います。粘り強く、あせらず、あきらめずがんばりましょう!!
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