安田原下町いきいきサロン
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「安田原下町いきいきサロン」
5月21日ということは、第3水曜日の10時〜社会福祉協議会の主催する町内のシニアが集まる「いきいきサロン」です。私と和樹議員は当該町内に住む者として年齢はやや満たないのですが、できる限り出席します。
一人一人血圧を看護師さんOGに測ってもらい、私が各人の健康手帳に記録する係(ここではつきあいが何十年の長きに渡る人たちが多いので、隣人の血圧数値は個人情報のうちに入らないおおらかさ?で、高血圧ぎみの人達がお互いを気にかけている)。
年間計画によると、メインは包括支援センターの保健師さんによる出前講座で、その前に社会福祉協議会の横手センター長がお話してくださいました。
介護保険は2015年度から制度改正が予定されていてその中身はようやく国で明らかになりつつあります。まず、現状をおさえておけば便利でしょうということで、福祉用具のレンタルや購入について介護度による説明がなされ、様々な質問が出ました。
「近所づきあいをしないで生きてきた人が、いざ緊急時に誰に依拠すればいいのか?」など…。その答えは「包括支援センターがプロとしてさりげなく独居の人や引きこもりがちな人を家庭訪問し、無理なく社会に繋げるようにしていく」というお話でした。
最近テレビに横手市内のお年寄りが行方不明になって家族が懸命に捜していても見つからず、深刻な問題が提起されました。そこで今日は「みんなで学ぶ認知症の本」をテキストに、保健師さんのリードで「どう予防するか、かかってしまったらどうするか」というワークをしました。「80歳を過ぎると4人に1人は認知症だそうです。みなさんは後の3人になってください。予防はできるのです!」と励ましてもらいました。

イキイキサロンに出前講座をしてくれる保健師さん
写真に注目!保健師さんの持っている「パ・タ・カ・ラ」ってなに?…
口腔の健康を維持するための、お口の筋肉を鍛えるワークです。唇を強くはじいて出す「パ」の音。舌を上あごに強く叩く「タ」の音。気管と食道をきっぱり塞ぎ分ける「カ」の音。舌を上あごから勢い良く下ろす「ラ」の音。
これをひとつづつ10秒間でどれだけ速くたくさん言えるか(音を出せるか)ゲームをしました。楽しく夢中になってやっているうちに筋力アップし、誤嚥もなくすることができるという訓練です。
このように楽しみながら続けることでしっかりと口から食べ物を取り、買い物や料理、掃除や庭木の手入れなど頭を使って家事をし人と会話をするなど意識して続けることによって予防はできる!という保健師さんの明るいアドバイスをもらい、ラッキーな一日でした。
それにつけても、介護保険制度が変わって、要支援1・2の認定を受け、訪問ヘルパーやデイサービスを受けている市内の約6000人の方々は、ヘルパーさんの家事援助や人と会話できるデイサービスを介護保険から削られたら認知症予防の手段を取り上げられることになってしまいます。
衆議院で先日可決された「医療・介護総合法案」の中では専門的サービス=訪問介護と通所介護(デイサービス)を受けられない認知症の人が出てくることを厚生労働大臣が示唆しました。時代の必要性に逆行する安倍内閣のやり方にきっぱりと声をあげなければ…ここでもみんなの意見が一致しました。
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