厚生常任委員会行政視察パートU
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「厚生常任委員会行政視察パートU」
7月15日は、西鹿児島駅から電車で宮崎市に向かいました。
36度という気温は私たち横手に住む者にとって灼熱地獄?…こんな過酷な所で徘徊するお年寄りは、とにかく早期発見が必須です。
最近全国的に取り上げられてきた「徘徊見守り訓練」。我が横手市でも3年前から取り組んできました。
宮崎市の取り組みは、見守りのネットワークが重厚でとても参考になるということから、市役所庁舎で、詳しくお話を伺いました。
地域の町内会を中心に、民生児童委員や社会福祉協議会はもちろんのこと、企業や学校に認知症サポーター講座をきちんと受講することを徹底しているのです。私たちが学ぶべきことがたくさんありました。
まず、教育委員会・学校に対して必要性を分かち合うこと。個人情報については、家族が情報公開をしっかり同意すること。
そして徘徊見守り訓練は、徹底的に振り返りをすること。(たくさんの市民が見守り訓練に参加してくれたことを評価するだけではなく、徘徊役の人に対する声かけが徘徊者を動揺させたり、興奮させたりすることなく落ち着いて立ち止まることができるように配慮できたかどうか)。
そして、町内会(自治会)が徘徊見守り訓練を計画し、宣伝する過程で、より正確な災害時要援護者マップが作成されていくことです。
人の状況は、変わり得るのですから定期的に訓練をする中で、マップの更新ができるということもあり、何度も徘徊見守り訓練を実施する町内会もあるそうです。それを通して誰をも孤立させない「まちづくり」ができるわけです。
ここまでやって初めて実を結ぶのが「徘徊見守り訓練」というものなんだ〜と納得しました。
秋には私たちの町内でも徘徊見守り訓練が予定されています。ぜひ宮崎で学んだことを活かしてがんばりたいと思いました。
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