第61回秋田県母親大会in小坂
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「第61回秋田県母親大会in小坂」
9月7日(日)朝6時半出発。バスで2時間半かかり県北の小坂町に着きました。「ああ、横手会場の時は、遠くからこんなに大変な思いで参加してくれたんだな〜」と改めて主催者の方々や集まる人たちの熱意(自分も含めて!)に拍手を送りたくなりました。

分科会の会場…小坂中学校はガラスの壁、窓。オープンだけど、生徒たちは落ち着かないかも…。
午前の分科会は「地域の中で、ともにゆたかに いい人生を!」というタイトルに魅かれて参加しました。中心テーマは、発達障害や精神障害の本人・家族との連携・支援ですが、認知症高齢者の支援も含め、様々な活動を実践している参加者の貴重な声を聴くことができました。
中でも「自殺予防」が当初の目的で、定期的に集まって「傾聴」の研修や見守りボランティアをする中で、障害者の居場所を作る活動が県内各地から紹介されました。社会福祉協議会や民生委員、サークルボランティア等々、悩みながらも地域の組織や人々の連携を目指している実態があり、そこに行政の地域包括支援センターを活用することなどが話し合われました。みんなで「あ〜でもない、こ〜でもない」と頭をひねりながら、この分科会の申し合わせ事項を作りました。以下の3点です。
@障害者への支援が地域・障害によって差別されたりしない世の中にしましょう。
A孤立している人たちの居場所作りを行政に働きかけながら、自らも積極的に関わりましょう。
B障害者のいる家族への訪問支援が手厚くなる制度の実現をはかりましょう。

全体会はセパームという大きな体育館? 舞台には高校生による大作の絵が飾られました。
午後の全体会は、メインが雨宮処凛さんと相場未来子大会副会長との対談でした。「あなたの子や孫は大丈夫?…生きづらい社会から希望を託せる社会へ」というタイトルです。
今までにない形式で、私たちフロア参加者に寄り添った身近さを感じる会話で親しめました。
特に印象的だったのは、右翼団体に所属しそこから脱却して全国を回り「楽しい地域デモ」をリードしている雨宮さんの、勇気ある行動でした。「ヘイトスピーチや靖国シフトなどに向かう若者たちの閉塞感を理解し、それを克服していく彼らの成長のカギは、自己肯定感情を涵養すること!」という言葉は、改造された現内閣が発信する強烈なビームから若者の命と人権・将来を守る上でとても重要だと思いました。
「為政者を戒めるものである憲法そして民主主義がどうあるべきか」という世界の常識を全く理解していない安倍内閣に傾倒している若者達がいることは残念ながら事実です。しかしその若者達が「積極的平和主義」という名の下に、武力をもって戦争する国の先兵にさせられていくことは絶対に許せません。
雨宮さんの「気づき」が様々な考えの若者達に響き、伝わるように今日の参加者である私たちが、あきらめずに粘り強く「命が踏みにじられる国で、声を上げ続けるということ」を続けなければと思って帰途に着きました。
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