第12回地方議員研修会第三報
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[第12回地方議員研修会第三報]
10月30日「滋賀県湖南市〜自然エネルギーを活用したまちづくり」と題する特別報告がありました。
発表したのは湖南市地域エネルギー課主幹の池本未和さん。人口5万5千人で従来から障がい者福祉が充実している湖南市は、福祉を軸とした地域自立・循環システムをつくるという課題を掲げて2年前に「湖南市地域自然エネルギー基本条例」をつくり、市民出資による共同発電所を2基稼働させています。
配当は現金か地域商品券という方法も地域住民が主人公!の徹底さが伝わります。メガソーラーではない太陽光を始め小水力、バイオマス、熱エネルギーと研究開発が行われているそうです。あくまでも「自然エネルギーは地域のもの」と宣言し地域経済活性化につなげる取り組みを進めると条例に謳っており、市内の様々な団体が「支えあいプロジェクト推進協議会」を組織して市役所の全課長が参与としてその会に参加しているとのこと。報告者である主幹の池本さんはどんな質問にも明快に答えてくれました。
一朝一夕にはできなくとも、こんなに優れたロールモデルがあるのですから、わが横手市でも本腰を入れてまちづくりの具体化ができないものか、国の事業展開を見据えながら学んでいく必要があると感じました。

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