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![]() 横手市議会 |
「Y8サミット創快 横手市議会」 12月18日、市内にある8つの中学校生徒会が「いじめを学校からなくし創快な学校をつくるために宣言を制定したい」との理由で、市議会に宣言案を提案する催しがありました。 全国で行われている「子ども(模擬)議会」ではなく、生徒たちが私達議員に対して提案するという方法で、3月にはNHKの全国版ニュース「いじめ撲滅シリーズ」の中で放映されるのだそうです。 10月に市内全中学生へのアンケート調査を行い(回収率は不明)次の4つのキーワードを考えだしたとのことです。 @認め合い(互いの良さや個性を認め合い、思いやりの心を大切にします) A感謝(日々の感謝の気持ちを自然に伝え合える人間関係を創ります) Bあいさつ(明るいあいさつを交わし、爽やかな毎日を送ります) Cつながり(人と人のつながりを意識し、交流の輪を広げます) という宣言(案)を生徒会の役員である”当局側”の生徒たちが提案説明をし、5人の議員による質疑に実に立派に答弁しました。 各学校で実践している「あいさつ運動」や「全校ボランティア」「道徳の授業を大切にし小中4校でフォーラムを開催」などの例を紹介して、堂々の答弁でした。 「〜〜を禁止するといった規制をかけることではない方法をとる」「生徒全員が達成感を得られる学校祭の取り組みを通して認め合う場を設定する」など、私も遠い昔にがんばった生徒会活動を思い出し、彼らなりに精いっぱい真剣に取り組んできている努力と、それを横手市内外の大人達に発信する意気込みに敬服しました。 ただ、これから安倍政権の下で「道徳の教科化」や「高校にも学力テスト導入」「部活やラインなどでの、表に出ない陰湿ないじめ」等々子どもたちの自主的な発想をねじ込んでしまいかねない状況がそこまで来ていること。不登校状態の子どもが現在も悩みながら引きこもっていることなど深刻な問題があり、意識啓発だけでは解決しません。 提案者である彼らも、その点は充分認識していて「難しい課題」と答弁しました。せっかく「理想・目標に向かって進む文言をみんなで作った」意欲と労苦は評価しつつ、私は次のように長い賛成討論をし、採決の結果、議員全員の賛成でこの宣言案は採択されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 私は、横手市中学校創快宣言案に賛成の立場で討論します。 まず、提案者である生徒の皆さんが、横手に住む中学生全員の「安心して過ごせる創快な学校生活をおくりたい」という真剣な願いを、横手市の大人たちに発信してくれた、その勇気と良識に深い敬意と感謝を表します。 私もそうでしたが、皆さんの親御さん達は、あなた方が生まれる前から、お腹の中に向かって毎日毎日、朝晩のあいさつをしたり、優しく話しかけては穏やかな気持ちに…。誕生すると、自分たちの子どもや孫として生まれてきてくれてありがとう〜と、本当にいとおしい気持ちでいっぱいになったことでしょう。 日々の暮らしが豊かに彩られて、皆さんとともにこの十数年を生きてこられたと思います。 けれども毎日の生活はけっして順風万帆ではありません。大人達の生き方が皆さんに鏡のように映ります。大人達への反発も数多く出てくることでしょう。 とりわけ昨今の社会経済情勢は、横手の将来、日本の将来を担う皆さんの前にハードルがいくつも立ちはだかっている状態と言わざるをえません。 そんな中では、つい感謝の気持ちを忘れ、やっかみや落ち込みで、友達を傷つけてしまうこともあるかもしれません。各議員の質問にもあったように、感謝や思いやりの気持ちは自分から湧き出てくるものです。人に言われて思うのでもなければ、「you must be〜」「we have to do〜」といった言葉や「ねばならない」といった理性で自分の心を縛るものでもないと私は思います。 ただ、気づかせてもらうことはできます。 「人は人でしか磨かれない」という格言を、皆さんも時折耳にされるのではないでしょうか。 対立したり向かい合ったりするのではなく、横並びで励まし合って学び、遊び、会話をすることで相手の立場や気持ちを理解することができてくるし、IQとは違うEQすなわち共感する能力が育つと言われます。 現実には今、部活動やスマートフォンなどのラインでのいじめがもとになって自らの命を絶ってしまったり、家の中に引きこもり、学校に足を運べない子ども達が日本中で苦しんでいます。 折角この世に生まれてきてくれた皆さんが、祝福されて大人への道を歩むことができるように私たちは応援します。 「おかしい」「ヘンだ」と思うことをきちんと表明できるように環境を整えるのは大人の責任です。私達大人は、できうる限り国連の「子どもの権利条約」そして横手市の「子どもの権利宣言」がしっかりと活かされるようにがんばります。 困ったときには「SOS」を発信できるように、あらゆる方法を考えて出し合い、工夫していきましょう。それが認め合いになり、人と人とのつながりになっていくと思います。 生徒の皆さん同士の豊かな触れ合いと、地域の人々の見守り、そして親御さんや先生方の温かい導きの中から、この宣言を日常生活に根付いたものにできるよう、心から願って宣言案を採択することに賛成します。 |
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