これからの
第3セクター
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「これからの第3セクター」
横手市が出資している施設に関する特別委員会が議会に設置され、そのメンバーとなって約一年。
法律が改正されて”企業が世界一活躍しやすい国」にするべく、安倍首相は自治体が大株主になって運営される第3セクターも、民間の進出分野にシフトする方向にしました。
しかし進出できる規模は…政府も官僚も大手にしか目が行っていないことを物語っている〜とつくづく感じます。そして地元企業を活かすために市が出資して、何十年もの間に行政が育て、困ったときには行政が助けてくれるという認識から脱皮できずにここまで来たのかな…と、全国的に財政が乏しくなっている自治体の中でも赤字の多い第3セクターを見て危機感を持つ私たちです。
市内6つの地域にある第3セクターや直営の温泉施設。難しい局面にある中で、6月19日、特別委員会の面々は、増田地域にある「上畑温泉 さわらび」を視察しました。

都会から「秘湯へのあこがれ」をいざなう趣のある施設で、ランチもおしゃれで薄味で都会的。この日は還暦祝いのお客様が東京方面からおいででした。
開設当初のメダマは「なまず料理」でしたが、淡泊で美味しいのに食後に名前を伝えると「エエッ?」と絶句されるお客様が多くて、今はあまりお出ししないとのこと。少し離れたハウスの中にはゆうゆうと泳いでいましたよ…。
別の水槽にはちっちゃなオタマジャクシのお兄さん?がスイスイ泳いでいました。


写真で見つけましたか?「チョウザメ」だそうです。あのキャビアになる卵を生産できるには8年かかるそうで、これから楽しみです。
こんなふうに現場では様々な工夫をしているのですが、スタッフ不足も大きな悩みだそうです。「住まい」の問題がクローズアップされてきている最近、従業員の宿泊場所を確保することが必要と思うのですが、議員たちからはあまり共感してもらえませんでした・・・。 |