第40回都市計画セミナーin早稲田大学井深ホール
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「第40回都市計画セミナーin早稲田大学井深ホール」

1月25日に研修後半だけ受講しました。"公共施設再編、統廃合とまちづくり"のテーマがまさに今の横手市で大きな課題になっていることから、自分の中で方向性について納得するものをつかみたい!と思ってです。
国土交通省や総務省の方針や進め方も紹介されました。いわゆるコンパクトシティを実現するための土地利用計画制度である立地適正化計画制度を、国は地方消滅論を利用して大小の拠点に過疎の土地を捨てて地方の住民が移動するように、居住誘導区域に引き寄せるため公共施設や病院の統廃合を地方自治体に進めさせるものと、私は受け止めていて、ちょっと斜めに?受講しました。
今日の基調講演を聴くと、国の方策が変わってきていました。"土地を切り捨てないコンパクトのありかた"というテーマに示されています。
国土審議会土地政策分科会企画部会では、低&未利用地や放棄された宅地について創造的活用が必要と検討されているそうです。防災と農業がキーワードになったとのこと。不動産に関する専門家やクラウドファンディングや地方銀行といった金融機関などのネットワークを作って、創造的活用のアイディア出しを提起されました。
先進例として弘前市が紹介されました。このまちは津軽の殿様に由るのか元々コンパクトに出来ているそうです。そして横手市も含む地方公共団体において本年度中に「公共施設等総合管理計画」が策定され、今後は「個別施設計画」策定に移らなければなりません。
我が市のように8つの自治体が合併した所は温泉をはじめハコモノがその数だけあり、統廃合には「総論賛成、各論反対」という大きな壁が立ちはだかる…と講師は見抜いていました。
だから"まちづくり"が大事なのだと!。住む人達が、どういうまちに住みたいのか!!理論的にも戦術的にも?必要であり、そのためにはまず、県と市町村の行政改革&総合政策&管財部局とまちづくり部局の連携が重要となる……と。
さらにコミュニティ組織をどのように育成し、どのような関係を形成していくか!居住誘導区域外のコミュニティ組織が危機感をきっかけとして、価値の維持向上のまちづくりに取り組むケース=総務省のアワードを取得した、我が横手市の共助組織のこと!です。
そこと行政がどう連携するか。この課題を実践していくことが宿題!と受け止めてきました。
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