平成28年度横手市児童虐待:・配偶者暴力防止講演会
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「平成28年度横手市児童虐待:・配偶者暴力防止講演会」

11月3日、平鹿生涯学習センターで「母ひとりの孤育てから、皆で支える子育ちへ」と題し、恵泉女学園大学の大日向雅美学長の講演がありました。
10年ほど前に受講した際、先生は「子育ては、たの苦しいのです」と言われ、とても納得したのを覚えています。今日は「子育ては、ラグビー(楽苦美)です」と!その心は=子育てはチームプレーであり、子どもが巣立って過ぎてみると美しい!と思えるもの……とのこと。この言葉もしみじみと納得しました。
先生は以前「3歳児神話」を否定されて世間のバッシングにあわれました。3才までは母親が育児に専念すべき。そうでないと子どもの発達は歪む という主張でした。
それを大日向先生は、客観的データに基づいて考えるべきであり、大切なのは1,母親の気持ち。2,母親を夫と地域がどれだけサポートできるか。3,保育の質。4,働き方、職場の労働環境改善……と話されました。
そして今時のイクメンブームについて、パパも悩んでいる。子育てを分かち合うのではなく人生を分かち合うことが大切とも。その通りだなぁと思いました。 先生はたくさんの身近な例を紹介してくださいましたが、ご自身がNPO法人のあい・ぽーとステーションで活動されておられることが伝わってきました。
フロアからの質問で、地域の中で支えあうときに、どう始めたらいいか?とのお答えが「都会と違い地方ほど子育てがむずかしい。車社会によりカプセルの中で苦しんでいる場合が多い。だから親支援が必要であえてショッピングモールの一角を使って活動する団体が増えた。保育園や認定こども園の役割が大切」ということでした。
民生児童委員さんやソロプチミストの方々を始め、参加者はうなづきと微笑み、そして自らの仕事と子育てを思いながら涙する貴重な時間を過ごすことができました。
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