第38回平和憲法をまもる秋田県民集会
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「第38回平和憲法をまもる秋田県民集会」
5月3日、今年の憲法記念日は従来と趣向を変えて、地元の憲法センター代表である虻川弁護士の基調報告と、大阪を中心に活躍されている、小林康二さんによる「コバヤンの漫談”これがアベさんの本音だ”」と題する公演でした。
連帯のあいさつが、まずは7月の参議院選挙で野党統一候補と決まった松浦ダイゴさん、そしてSEALDs東北代表、秋田立憲ネット代表の方々でした。
虻川氏は演台を使わず、大きなスクリーンにパワーポイントを駆使して、昨年9.19国会前の大規模デモや若いリーダーたちのリズミカルなコールなどの動画をたくさん紹介してくれました。全国のうねりに呼応した秋田での安保法制廃止の運動を振り返り、自民党改憲草案の問題点を再確認し、立憲主義の回復に向けて力を合わせよう!と参加者一同、誓い合いました。
この中で、特に私の心に響いた言葉をシェアしたいと思います。
*著名な憲法学者で、9条の会呼びかけにである奥平康弘さんの亡くなる前日の発言
「心ある人たちはみんな、心の糧として平和主義を持っていて、これを守ろうとしている。そういう人たちはいっぱいいるのだから、その人たちの政治的バックグラウンドや、その人たちの政治的な組織ということを抜きにして、力を合わせる。・・・平和と暮らしを維持していくための超党派的な団結を作っていかなければならない。このことは、日本国民が一度として歴史的にやったことのない試みだと思います。超党派的であり、大同団結するということが是非必要なんです。」
*7月23日付け朝日新聞「声」欄
「安全保障関連法案が衆院を通過し、耐えられない思いでいる。だが、学生さんたちが反対のデモを始めたと知った時、特攻隊を目指す元予科練だった私は、うれしくて涙を流した。身体の芯から燃える熱で、涙が湯になるようだった。オーイ、特攻で死んでいった先輩、同輩たち、今こそ俺たちは生き返ったぞ!と咽び泣きしながら叫んだ。(中略)若かった我々が、生まれ変わってデモ隊となって立ち並んでいるように感じた。学生さんたちに心から感謝する。今のあなた方のようにこそ、我々は生きていたかったのだ。」


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