市川房枝記念会女性と政治センター
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「市川房枝記念会女性と政治センター」
1月30日南新宿のプーク人形劇場の近くにある「婦選会館」に行ってきました。
興味深い研修会が開催される知らせが入り、2日間のうち後半だけですが受講しました。二階には市川房枝の活動史や身につけていたペン、洋服などが陳列されていました。その中で眼に焼きついた展示文がありました。昭和53年7月18日付日本農業新聞に掲載された「私の愛する言葉」です。ぜひシェアさせて下さい。
〜〜私の愛する言葉はいくつかあるがその中で、一般の婦人、特に若い婦人たちに贈る言葉として「権利の上に眠るな」を取上げている。
終戦直後の昭和20年の12月、先づ男女平等の参政権が婦人に与えられ、ついで憲法で「男女は法の下で平等であり、政治的にも経済的にも社会的にも差別されない」と規定されすべての法律が男女平等に改正された。それで戦争前にはなかった色々な権利を与えられたが、それを知らない、忘れた婦人が少なくない。また、それを知っていても主張しないでだまっている婦人が多い。これを「権利の上に眠る者」と表現。
これでは権利のないのと同様であり、それが続けば取上げられ再び戦前の地位に引戻される心配がある。これでは戦前、婦人参政権獲得のために苦闘した私としては残念至極である。
それで「権利の上に眠るな」と警告している次第である。〜〜
安全保障関連法が強行成立されてしまった今、私達はこの大先輩の重い言葉を深く受けとめなければ! と思いました。
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