第36回市町村議員研修会in岡山2日目
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「第36回市町村議員研修会in岡山2日目」
奈良女子大大学院教授で工学博士の中山徹氏の講義でした。
テーマは「地方創生と公共施設等総合管理計画」です。以下のようにシェアしたいと思います。
1、人口ビジョン
国のワークシートに則って全国の自治体が作成した。急激な人口減少をくい止めるため少子化対策などを進めることで2060年には1億人が確保できると試算している。その中で最も減少率を大きく試算したのが秋田県(43,7%)。
横手市の人口ビジョンでは2060年に43493人の予測だから県より減少率高い?。全国的に現状分析は共通して行なっているが、原因分析がない…国に言われなくても色々な施策を展開したが、なぜ若者達が都会へ行くのか、なぜ希望する子どもを持てないのか。
2、総合戦略
人口ビジョンを実現する施策。農業、雇用、結婚子育てと、国のメニューを踏襲している。しかしアイディア勝負だけでは交付金が切れれば失敗する。地方切り捨てで失敗した小泉改革を教訓とする安倍内閣の考えは「地方が生き残るためにはコンパクト化、ネットワーク化、連携中枢都市圏、定住自立圏と、国際競争に相応しい国作りと矛盾しない地方再編成を進める方策が‘地方創生’なのだ!」
3、「公共施設等総合管理計画」
以上のように人口の長期的減少→自治体財政の悪化=地域の再編成を公共施設の長寿命化から始める施策だが、統合や廃止が方針化される。
学校等々地域の寄合場所をなくして居住地区域に誘導する方策に対し、市民参加型で計画立案が必要! 自分達の地域は自分達が守り発展させる=食料とエネルギー基地が地域の宝になりうる。
外貨獲得と同時に外部流出を防がなければ観光、六次産業など競争になり失敗も多い。地域内経済循環が重要不可欠!と話されました。農山村が都市を支える連携をめざそう!と。

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