市川房枝記念会のフォーラム「教育が危ない!現場の課題を問う」
|
|
市川房枝記念会のフォーラム
「教育が危ない!現場の課題を問う」
5月20〜21日、南新宿プーク人形劇団のかわいい建物を目印に、婦選会館に行きました。そう、婦人参政権をかちとるために地道な活動をされた市川房枝さんの記念会「女性と政治センター」です。今回は2日間にわたって[教育が危ない!現場の課題を問う]という4コマの講義を受講します。
初めは木村草太首都大学東京教授による基調講演「教育現場の憲法問題」を受講しました。
冒頭にテーマとしてPTA、組体操、1/2成人式など身近な例を掲げられました。PTAは学校とは別の任意団体でありボランティア活動をするところだ。強制ではないはずだが、働く親には負担が大きい。総じて学校現場は地外法権的であり外部の視点を入れる必要がある
…改めて憲法による「表現の自由」とは「する自由」と「しない自由」があってどちらも保障していることを確認しました。そしてよく言われる「人権侵害」について…
ごく一部の人にとっては大変苦痛だが、他の人々には影響がない(ナチスによるユダヤ人のホロコーストなど)→この失敗を教訓として「基本的人権の保障」が憲法に明記されたというお話に納得しました。
また教育現場以外の例として、集団的自衛権の行使や夫婦別姓違憲訴訟、辺野古基地建設などの問題についても憲法からみてどう考えるのか、解説されました。
例えば憲法24条「婚姻は両性の合意のみに基づいて成立し…」の文言は、同性婚か異性婚か規定はしていない。
‘個人の尊重’が憲法の第一義であり、そのために何をすればいいのか枠をはめるのではなく、当該者に何をしてあげればいいのかを追求するべきだと。憲法の条文をひとつひとつ深読み!して初めて学校生活が子ども本人も親も教師も生きがいがあり満足度、成長度が増していくということなんだな〜と悟った気分になりました。
 |