人口減少対策…第3講義
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「人口減少対策」…第3講義
「医療保険制度の財源と給付から検証する地域、世代、保険者間格差」
足立先生は医学博士でもあり脳梗塞患者の集中治療や予防医学もご専門でした。なので現場から裏付けられた詳しい情報も交えて講義されました。
国民皆保険の恩恵を受けている日本の私達ですが、その財源は? 税と保険料と、借金(公共事業のように後に残る建設国債ではなく、年金、医療、介護、保育といった後に残らない特例国債)から成り立つ。ここでも著しい高齢化による社会保障給付費の増加が大問題です。
医療提供体制についてみても、持続可能性を問うには、給付の抑制と財源の確保という2つの政策立案が重要だ!とは誰もが考えます。
医師数の地域、診療格差もそうですし、入院日数の長さか医療費引き上げの要因ではあるけれど、在宅と病院の中間に行政が手立てできないか!という課題に、国の方向は、医療費適正化のために国民健康保険料ならびに調整交付金を設定する。ヘルスケアポイントなどの予防事業を保険料の傾斜に取り入れる…としているようですが、これらを論点にもっと自治体でも議論を要すると。もっと噛み砕かなければ市民の医療福祉向上には結びつけるのが難しいと思いました……。 |