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2023年度の当初予算を採択する3月議会が17日に終了しました。まずは、評価できることから報告します。
① こどもの医療費が18歳までに無料化延長を8月から開始する。
②「産後ファミリー応援事業」として出産後の家事支援を1年間実施する。
③ 不妊治療費助成の拡充と第3子以降の子がいる家庭の第2子以降の子と多胎児について、3歳未満にかかる保育料を全額助成する。
④ 軽度と中等度難聴の方に対する補聴器購入費を2万円まで助成する（18歳以上で医師の診断書必要）。
しかし一方で長寿祝い金のうち88歳の方に対しては廃止。入浴サービス券の廃止。はり・きゅう・マッサージ施術費助成対象を65歳以上から75歳以上に引き上げ。と、市民サービスの事業が後退しました。
そして、今議会の最終日には修正案が3本だされました。市営温泉についての予算を、所管する産業建設委員会にも説明せず提案したことにより審査が充分にされるべきであるとして予備費に回す修正案は可決されました。あとの2本は大型公共施設（新体育館と新市民会館）の建設について見直すべきとする修正案であり、私たちはそのひとつに賛成しました。けれども結局は却下され、当局案が可決されました。
一般質問や代表質問でも多くの議員が懸念する表明をし、地元新聞にも連日報道されたのですが、「市長の公約」という言葉が優先される？事態でいいのか？ 現在使われている公共施設の修繕が先ではないのか？「県下第二の都市にふさわしい施設を？」というコンセプトで借金して建設した後の維持管理費用はどうやって捻出するのか？将来の市民である子どもたちの負担が過重となる危険が大きい・・・と心配します。しかし多数決の世界である議会では、いかんともしがたい～という結果になりました。
物価高騰、資材不足、国の交付金も不確実・・・といった情勢の下、これからも市民みんなで厳しく見ていかなくてはと思います。
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