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主な議題について報告します。
*国民健康保険の保険料について:運営が県に集約されて3年目となる「国保」ですが横手市の場合、保険料の収納率は94%とほぼ変わらず、昨年と同じ率に据え置くことが決まりました(私としては法定外の繰り入れをするなどして引下げを主張したかったのですが全国では約4割の自治体が上げたことを見ると、横手市として評価できると思い賛成しました)。
コロナ禍の下、保険料の減免も所得の範囲を広げたこと、被扶養者と家族専従者がコロナウイルスに感染した場合は社会保険と同様に傷病手当を支給することも決まりました。
ただ、こんな時だからこそ、国保加入世帯の子どもの均等割を減免することを要求しましたが「本来は国の責任」という理由で却下されました。
*民間譲渡した温泉施設のうち2施設を運営困難のため市に返還したい旨を承諾する議案が提案されました。それに付随する直売所「山菜恵ちゃん」の指定管理も山内道の駅を運営している「株式会社ウッデイ山内」に移したいとする議案とともに、市当局に対して疑義を呈する意見が出ました。また「源泉の湯を管理するための449万円は施設に責任を持つ民間が支払うべきであり市の予算からはずす」修正案も出されました。無償で譲渡し、5年間は運営維持をすると契約した親会社に、まだ2年しか経たない状態で「やむなし」と安易に判断する当局は「道義的責任」しか言いません。その無責任さを批判するとともに、譲渡先と市との協定書には「協定の解除」として第11条に明記されている項目は注視する必要があると私達は判断しました。
つまり第4項:乙(さわらび)・丙(ゆーらく)・丁(鶴が池)、そのいずれかの経営状況の悪化等により温泉施設の運営を継続することが不可能又は著しく困難と認められたとき…に則って市に返還されることは妥当と判断し、市の提案に賛成しました。
*補正予算の2本はコロナ禍の下での横手市予算(ほとんど国と県の交付金活用ですが)案でした。そのうち、追加補正案には市の経済循環を良くするための取り組みについて要望・提案を込めて反対しました。反対討論は以下の通りです。
結果的に全議案が市執行部の提案通り可決されました。
発熱外来を7月中旬から設置することでの危険手当や国・県の交付金に対し条件を満たせない業者や農家への手立て、また小中学校にコンピューターを設置する「ギガスクール構想」の莫大な交付金はアテにするものの、特別教室にしか冷房設備のない全学校の整備に対しては全く考慮せず熱中症対策・電磁波対策は国の指針待ち!という市の態度を今後は質していかなければなりません。引き続き市民の皆さんの切実な声を市に届けていく決意です。
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議案第75号 令和2年度横手市一般会計補正予算案(第5号)に反対の立場で討論します。
新型コロナウイルス感染症の影響により、市内の生産者、販売者、消費者そして宿泊業界や飲食業界といったあらゆる産業経済が横手市においても疲弊している現状をなんとか打開しなければと、私も重くとらえています。
であるからこそ、この度の支援策は、広く全市民を対象にし、9月を待つのではなくスピード感をもって横手産品の経済循環を促進することが求められると考えます。
従って、「横手の魅力好循環推進事業」においては横手市内の全世帯を対象にアンケート調査をし、回答者全員に1万円のプレミアム商品券を支給することで地域経済が活性化されると期待します。この経費およそ3億3000万円は国の臨時交付金を充当し、不足分は市の財政調整基金で賄えば十分可能と思われます。こうして「横手愛」を全市民が実感することにより、疲弊した横手市経済の活性化を図ることができると考え、議員各位のご賛同をお願いするとともに市長には事業案の再考を要望して討論とします。
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