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① 前年度(平成30年度)決算について
9月の議会には前年度の決算を認定する課題があります。
昨年度のような大きな問題はなく、粛々と認定されたのですが私は
前年度まで「企業誘致室」だった部門が「企業誘致課」に昇格した経緯等々について総括質疑をしました。要は…市の直営企業と違い、民間企業なので市が経営や労務管理に深入りはできず、国の機関であるハローワークや労働基準監督署と綿密な連携をとり雇用の確保に努める。その際、働くルール・権利をしっかりと守ることが重要との市長の考えを確認することに留まりました。
② 幼児教育・保育の無償化に伴う、国の給食費実費の方針について
6月議会に保育園長さんの団体が「副食費の市負担」を請願されました。すでに秋田県が副食費の一部補助をすることが公表されていたので乳幼児医療費と同様に市が不足分を助成することを私たち議員も求めていました。しかし公立以外の園で滞納が生じた場合は「私債権」になるため市での徴収はできない!との当局の返事に「国の方向がまだ決定しない現在、いったん継続審査にして9月議会に請願し直して頂く」ことにしました。横手市では少子化対策の一環もあり、市当局で9月議会を待たずに認定こども園も含む全部の施設で副食費全額市負担することを提案し、その分10月から翌3月までの半年で市の一般財源から1989万6000円・県の支出金として607万8000円の計2597万4000円の補正予算が可決しました。これは大いに歓迎すべきことと思います。
③ 「イージス・アショア配備計画反対」の陳情について
一昨年、この問題が発覚してすぐ、母親連絡会から反対陳情を市に提出したのですが「専守防衛」論が強く、中身が不詳なこともあって大きく却下されました。翌年以降だんだん内容が判明するに伴いもう一度陳情しようと今年度の6月議会で2団体から反対の陳情が出されましたが「同様の陳情は議会の構成が同じである時期に出すべきでない」という議会内の申し合わせを理由に審査の対象から外されてしまいました。しかしその後、参議院選挙でイージス反対の野党統一候補が勝利し、秋田選出の保守議員が反対声明を出し、佐竹知事も「白紙に戻す」という怒りのコメントを出したこと。横手市長はそんな中で「イージスは防衛上必要であり横手が適地と判断されれば説明会を行ってもいい」という発言をしたこともあり「防衛上必要とは考えるが、住宅密集地である新屋では反対」という議員も含めて9月議会に出された陳情には、賛成18・反対4(塩田・遠藤・山形・菅原亀)・退席2(土田・齋藤)という結果で「イージス・アショア配備反対」が採択されました。
以上、大変な緊張感の続いた9月議会でした。
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