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①2021年9月議会は前年の決算認定がメインでした。鈴木団長と私は一般会計の決算について、不用額が極端に多く、それを財政調整基金として98億円もためることが正当か?という疑問から反対しました。市内各所での生活道路の穴凹、体育館や公民館、直営温泉など各施設の雨漏りなどには「予算がない」との理由で執行しないことへの市民の疑問を訴えたのです。けれども当局は、日々の切実な市民要望よりも新体育館・新市民会館等を「県下第2の都市にふさわしい建物にする」という市長の公約を、合併特例債という有利な国の債権が効力を持つ今しか実現できないと主張し、不足分をため込んだ基金で充当させる目論見です。もとより私たちは現在の横手体育館と市民会館は耐震基準にないことから建て替えは必要と考えます。しかし合併特例債の期限が延長になる前には「建て替えを諦める」と言っていた当局が国の延長方針が出たとたんに100億円相当を見込んで急遽建て替えに方針転換したことに対し、議会での議員間論議を踏まえずに進めようとする市長部局の姿勢に反対せざるを得ませんでした。しかし多数決により決算は認定されました。
②「日本政府に核兵器禁止条約への署名・批准を求める意見書」の提出について秋田県平和委員会からの請願が出されましたが賛成3、反対18、退席1で採択に至りませんでした。
③「現在の西部斎場を解体し、東部斎場を利用できるように求める」陳情が出されました。しかし広い横手市内においては狭隘な老朽施設であり陳情内容が問題としている黒煙と臭いの解決でも改築することが妥当と議会で話が進んでいること等を、私が所属する厚生常任委員会で討議し審査したことから本会議では、陳情賛成1,反対19(私たちを含む)、退席2で、陳情は不採択となりました。
この他、農業を含む市内事業者への追加の持続化給付金について「国の交付金ありき」ではなく、基金を大幅に崩してでも給付金額を増やすべき!とする委員会審査がありましたが、7月までの20万円に引きつづく10万円の給付金が決まりました。まだまだコロナ禍の下で、生活が苦しい市民が増加する恐れがあります。国の交付金頼みではなく、全市民に一律に市単独ででも手立てをするべき!と一般質問でも私たち複数の議員が市長に訴えました。しかし残念ながら私たちの任期は来月で終了です。10月10日から市長選と市議会議員選挙が同時に始まります。なんとしても当選し、引き続き市民生活を守り、向上させるため市民の皆さんと力を合わせてがんばる決意です。
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