|
|
今回も国のコロナ関連予算(2兆円の交付金)を使っての施策についてが議題でした。
*ひとり親世帯への臨時特別給付金:児童扶養手当を受給しているひとり親世帯が、現在まさに困っている状態への手だてなので、簡易な書類での自己申告になっているが、5年間は証拠書類を保管することが条件。遺族年金や障害年金を受給している世帯も年収380万円に満たない場合は対象となる。第1子に5万円、第2子以降には3万円。
*介護事業者慰労金の対象者範囲:秋田県で第一例目が発生した3月6日~6月30日の間に従事した職員(非正規職員・シルバー人材派遣も含む)1人に5万円支給されるが非課税であり給料とは別に振り込まれる。
*病院職員への慰労金支給:10日以上の勤務者(給食等、患者に接する人も)。指定医療機関であっても感染患者の診療等を実施しない場合は1人10万円、その他の医療機関は5万円。
*職員の特殊勤務手当に関し、新型コロナウイルス感染症の患者もしくはその疑いのある者等に接して行う作業等に従事したときは1日につき3000円。コロナウイルス感染症患者等の身体に接触し、または長時間にわたり感染者等に接して行う作業、その他市長がこれに準ずると認める作業に従事した場合は1日につき4000円とする条例が成立しました。(これは2月1日から遡って適用されます)
*国の感染症拡大防止環境整備事業の交付金を100万円活用し、避難所用の段ボールベッドを市内105か所のうち各拠点に20~30台配備することが決まりました。
*プレミアム付き商品券を全額国庫支出金2億9600万円使い、1セット13000円、一人5セットまで購入でき、取り扱い加盟店は随時募集するという案が提案されました。この議案について私達は次のように反対討論をしましたが、結果は賛成多数で全案可決されてしまいました。
====================
「議案第77号 一般会計補正予算案に反対の立場で討論します」
7款 商工費「プレミアム商品券事業」について「地域消費の喚起及び地域商業の活性化を図る」意図には十分賛同できます。
しかし、いかに13000円分の買い物ができるとは言え、5万円はおろか1万円を拠出できる家庭が横手市内にどれだけ存在するか? コロナ禍で増えつつある生活困窮者にとっては、買いたくても買えない状況を深刻にとらえるべきではないでしょうか。
市として配慮すべきは、全市民の生活、生業が少しでも良くなるように手立てすることではないでしょうか。私共は6月議会で討論したように、すべての市民に対し、1万円の商品券を配布することこそが横手市独自のコロナ禍対策であり、地域内経済循環がより一層進むものと考えて提案し、議員各位のご賛同を切にお願いして反対討論とします。
|
|
|