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6月議会は、例年、国民健康保険の保険税が決まるのですが、そもそも各種の健康保険の中でこの「国保」は年金者や農業者、そして私達議員も加入しています。他の協会けんぽや社会保険とは違い、世帯内の一人一人に均等割や平等割といった税がかかるので住民の支払う額が高くなっており「払いたくても払えない」と問題視されているものです。
横手市は今年度もかろうじて保険税額を据え置きにする方針が提案され、私たちは賛成しました。
今回は、やはりマイナンバーカードについて、目まぐるしく変わる国の動きに影響されています。7割以上の市民がそのカードを取得した自治体に優先して国の交付金が充当され、「リモート相談窓口」や「シームレス避難所」といったマイナンバーに関連する予算が横手市でも計上されました。
私はこの問題を一般質問で取り上げたのですが「デジタル化」への理解が難しい市民にとっては「従来のように窓口で相談も可能」という市長の答弁でした。
これからどんどんマイナンバーカードを「市民カード」にし、個人情報すべてを国が把握できるようにする方向はとても危険だと思います。
私たち市民は地方自治体から国を凝視し、監視していかなければならないのではないでしょうか。
そして、公共温泉施設については、先週まで各地域で開催された夜間の説明会に私も参加しましたが、市長の言い分が最初と違ってきていることに対して住民の不満が続出していました。今議会で市長は市内にある7つの公共温泉施設のうち、ゆーらく・ゆっぷる・さくら荘・鶴が池荘については市が関与を継続するが、さわらび・大森健康温泉・ゆとりおん大雄の3つについては改めて「民間事業者への譲渡を目指す」と発言しました。
市が関与する4施設についても「秋ごろまでには民間事業者による運営に方向づける」とも言っています。この点、3月に多数決で決定された新体育館・新市民会館の整備とともに、もっともっと市民の中で議論が必要ではないかと痛感します。
角間川線の路線バスを羽後交通によって廃止されることが決まり、これからデマンド交通や循環バスをどう工夫していくか?という課題も来年からの公共交通計画に住民の声をきちんと反映していくよう、私たち市民はしっかりと意見を出していかなければ!と盛りだくさんのテーマを負った6月議会でした。
議会最終日に、永年勤続表彰が行なわれました。20年間議員を勤めさせていただいた6人の中に私も入らせていただきました。
市民の皆様が支えてくださったおかげさまです。ありがとうございました。
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