|
|
8月28日~9月21日までの9月市議会が終わりました。
主な議題は、昨年(2022年)年度の決算を審査することです。私が所属する厚生常任委員会で詳しく取り上げた福祉・医療・衛生・環境の分野では、コロナ禍の影響で各種検診の受診率が伸び悩んだこと、介護施設の利用者減少などが決算の数字に表れています。一方で、低所得者や子ども達への臨時給付金も国から市を通して手立てされたことなどを評価し、厚生常任委員会所管の決算は認定されました。
しかし、特に矛盾しているのが、市有温泉の扱いです。「儲からないため」と市から民間に無料で譲り、途中で市に返された施設も入れて、6カ所のうち増田地域の「ゆうらく」は更地になってしまいました。「さわらび」「鶴が池荘」は今や荒れ放題、残る大森の「さくら荘」と平鹿の「ゆっぷる」そして「ゆとりおん大雄」をどうするか、市長局の説明会でも市民の納得は得られず、大雄地区の市民から提出された「ゆとりおんの存続を願う陳情」が今議会で採択されました。
このように、建設部門を始めとして、市民の思いが予算執行に反映されていなかったことを重くみて、私たちは決算認定に反対しましたが、多数決で認定となりました。
その他、大森地域に令和3年度から整備されてきた下水の浄化センター建設の完成後、不手際が発覚し、今、問題になっている駅東口開発での不具合発覚と同じ業者が関わってきたことで、チェック機能の杜撰さが大きいことから議員全員が反対する事態になりました。私たちの税金を私物化しているのではないか?と市長に対し、強い憤りを禁じ得ません。
今後は、議員と市民とがより厳しく予算の使い方をチェックしていく必要があると痛感した9月議会でした。
|
|
|