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「横手市PTA連合会”ははおや・ちちおや研修会2017」 11月25日、平鹿生涯学習センターでPTA連合会と日本女性会議参画人材アフター事業の 実行委員会との共催による講演会が開かれました。 私達は、昨年「日本女性会議in秋田」に県南実行委員会として分科会を担当するにあたり、 県内24市町村の首長に対してアンケート調査を実施しました。 その結果 ①精神的風土として日常生活に見られる項目は? …「男性は一家の大黒柱として重責を担う」「家事・育児は女性の役割」という回答が多かったこと。 ②男性の育児休暇について:ある…13市町村・ない… 11市町村という結果であり、そのことでどんなイメージを持つか? …男性の育児への理解が深まる・仕事と家庭のより良いバランスが期待される・ という回答がある一方で、職場同僚の負担が増える・評価や昇進に影響する…などの回答もありました。 ![]() この結果を踏まえて、全国で活躍中の 1級家事セラピストである粂井優子氏を招き「女だから、男だからはもう古い?笑顔の家庭を作る3つの方法」というテーマで講演とパネル・ ディスカッションを行いました。 粂井氏は、ご自身の子育てより前に、縁あって不登校+家庭内暴力の14歳男子を引き取って育てたことから 大変な中にも工夫の連続で25年の積み重ねがあり、その教訓を私たちに伝えてくださいました。 生き辛い様々な問題を抱えた子どもを冷静に見ると、 共通点は「家事の経験」がないこと。両親から「ありがとう」と言われたことがないことに気づいたそうです。「人間はみな空っぽの、自尊感情を入れるコップを持って生まれてくる。そこに無条件の愛(見返りを求めない愛)を注がれることで思いやりや意欲、自己肯定感がコップを満たしていく」という言葉が印象的でした。 「家事」を子どもと一緒にしていると、目線が合わないので話しやすい…とも言われました。 手軽に家族でできるhappy ivent がまさに「家事」であって、子どもたちとどこかに遊びに行くよりは、近所やクラスの子どもたち自身でメニューを決め、買い物をし、作って食べることがとても楽しい!という経験が大切!とも強調されました。 家庭内のみならず大切なことは、親子でも、 地域でも学校でも「相手に求めるハードルを低くすること(自分と他人は違って当たり前であり、それぞれこの子にどう力をつけてあげたいかを考え、見つけること)」が必要とのこと。その通りだと思いました。 そして、大人たちに必要なこと=サード・プレイス(仕事・家庭の他の場 …趣味の会やママ友・部活保護者会など)を確保することと言われました。「思いは言葉にして伝えること」とも!。パネラーのお二人は、4世帯の 大家族であっても夫や妻と言葉にして話し合っている。また核家族で夫が仕事で忙しいのでつい家事の分担はできないでいる…といった実情も 話してくれました。 時間いっぱい掘り下げたディスカッションが行われ、最後にPTA連合会長さんが「子どもたちが巣立った後、夫婦二人の生活になってから会話のある家庭になるのかなど、考えたこともなかった」と感想を述べられました。 中央政府の「家庭教育支援法」で家庭を束縛するよりは、単身者にも当てはまる地域社会を守り発展させる生き方に繋がる大事な学びを得られたと思います。 |
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