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「イージス・アショア(ミサイル防衛)の”幻想”と危険」 12月14日、秋田市文化会館に180人が集まり、12月19日に日本海側の2県に、地上配備型ミサイル防衛装備をアメリカから購入すると閣議決定されたことについて勉強しました。 ![]() 主催は「ミサイル基地であるイージス・アショアを考える市民の会(仮称)準備会」で、講師は元日本共産党参議院議員で基地対策責任者の小泉親司氏。会場には社民党の県議会議員さんも集まり県議会での闘いを報告してくれました。 秋田県議会や秋田市議会では我が横手市議会と同様に配備撤回の陳情や請願を巡って賛成・反対の討論がなされ、結局、不採択になってしまったいきさつがあります。 横手市議会では私の配備撤回賛成討論があっただけで、私たち2人しか撤回の意思を表明しませんでした。「配備やむなし」とする議員連中の理由は「専守防衛の立場から地上配備は必要」「秋田と山口の地元住民が反対するのは地域エゴだ」という意見や「配備予定の土地は国の所有だし、まだ国から詳しい説明がないのでなんとも言えない」という”国の指示待ち”意見です。 「地域エゴ」などと一見きれいごとをいうべきではないと思います。「沖縄に基地はいらない!普天間基地の替わりに本土へ移せ」とはオール沖縄の人々は言っていません。「日本を守るものではけっしてない米軍基地は日本のどこにでもいらない」というのです。それと同じ考えなのだ!と講師は言われました。「日本のどこにもイージス・アショアは配備するべきではない」のです。 なぜなら、この装備を配備する3つの危険を確認する必要があるからです。 ①これは「日本防衛」ではなく「アメリカ本土防衛」のための迎撃ミサイル基地建設であること。 ②「ミサイル防衛」は未完成の技術であり「イージス・アショア」は危険を呼び込むものであること…GAO(アメリカの政府監査院)が次々と問題点を指摘しており、政府御用新聞?である読売新聞でさえ「対処には限界あり」と報道しています。 ③「ミサイル防衛」は無駄使いで、果てしない軍拡を加速させる危険があること…平成29年度防衛白書には「イージス艦8隻で全国をカバー」と明記している。ではなぜ「イージス・アショア」が必要なのか?。「ミサイル防衛」兵器はすべてアメリカ製。しかもチョー高額でアメリカ政府の言いなり。 さらに、新たに注目されているのが「電磁パルス攻撃」(北朝鮮は9月3日の核実験後、電磁パルス攻撃が可能と表明)…高高度で核爆発を起こして大量の電磁波を発生させ、地上の都市機能を破壊するのが電磁パルス攻撃であり、これにより通信網が遮断され「ミサイル防衛」網は無力化するとのことです。 防衛省は防御の研究を進めていますが「被害見積もりに数年かかる」と担当者が言っており防御能力の獲得はもっと先の話!…これが現実で、何が「専守防衛?」と憤りを禁じ得ません。 そんな装備が地上に固定されたら「どうぞ攻撃してください」と言わんばかりではないですか!当のアメリカ政府でさえ北朝鮮や中国・ロシアとの対話を一方では続けているのに「軍事一辺倒」の安倍内閣の異常と危険を私たち国民は見逃してはならないと思います。 核兵器撤廃条約の批准に背を向け続ける日本政府をなんとしても核廃絶に向かわせ、対話による平和解決を実現しなければ!と再確認しました。 |
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