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もう2025年度がスタートを切りました。
今議会は2025年度の当初予算について審議することをはじめ、様々な条例について、市が提案した議案の採決がなされました。4月に報告される「あなたと市議会」に詳しく掲載されますが、特に私が所属する厚生常任委員会で反対討論した「大森町高齢者生活支援ハウス（通称・森の家）の条例改正案に対し、長年の水光熱費について入所者が実費で支払う額を据え置きにしてきたが、ついに諸物価高騰の折、1100円ほど引上げる」という議案について報告します。
「15名の入所者は介護認定を受けるまでには至らず、低所得者とは言えないから本人が使用した分の実費を引き上げることで問題はない」という安易な当局の判断に基づく提案でした。しかしこの市長側の考えは、入所者に毎年丁寧な説明をしてこなかった責任放棄ではないのか！ということで反対し、本会議では賛成と反対が同数になりました。そこで議長の判断により、市長側の提案は否決されたという経緯があります。
また、温泉については、現段階で市直営の「ゆっぷる」と「さくら荘」について、指定管理をする方向にもっていく条例改正案が出たのですが、私が一般質問で取り上げた「ゆとりおん」については「熟慮した」とはいえ、地元住民の切実な声・要望を却下し、議題にも挙げずに、結局「指定管理にすることができる」という条例改正案は反対多数で否決になりました。
大変複雑な結果になりましたが、議会でも質疑や討論が多く出たことは特筆すべきではないかと思います。全体として、議会も市当局も「晴れやか」な結果にはならない3月議会だったと残念に感じます。
そして、市の総合計画をはじめ、子育て支援や介護、福祉など、数年に渡る計画が次々と発表され、市民の皆さんにパブリックコメントを求めることが提起されました。
それに並行して、今年は4月6日投票の県知事選を皮切りに7月の参議院選挙、さらに10月には市長と私どもの市議会議員選挙が予定されています。時間は待ったなしに過ぎ行きます。市民生活・生業・子育て教育そして安心安全な老後を実現し、この横手市でより良く生きていけるように市民と議会そして市が真剣に取り組んでいかなければ！と思います。
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